ベトナムレストラン ピーフォー
おぼろ豆腐の黒糖ジンジャーシロップかけ。 ブーゲンビリアが美しい夏のホイアンで食べました。太陽が傾きはじめると天秤棒のチェー屋さんが道端で店を開いていて、夕涼みをしながらできたてほやほやのスイーツを食べることができます。蓮の実のチェー、とうもろこしのチェー、お豆や寒天のココナッツミルクのチェー、揚げバナナなど・・・♪
おやつのあと、しばらく歩いていると尼寺がありました。お参りしようと思って庭に入ると、にぎやかな声がしてきました。大きな木の下でかわいい尼さんたちが竹の棒をつついて、たわわに実った竜眼をとっていました。
カメラを向けるとみんなにっこりとピース。髪の毛が残っている子は、尼さんになるための修行をしている身で尼さんになれたときに頭を丸く剃ります。
庭でとれたものを、みんなでわけて食べました。お土産にもどうぞといただきました。
竜眼（龍眼・リュウガン）、ベトナム語でNhãn(ニャン)といいます。
茶色の殻をむくと、竜の眼球のような透明でぷるんとした果肉で、黒くて丸い種が入っています。みずみずしくて、ライチやランブータンと比べると少しクセがありますが甘くていい香りがします。竜眼と蓮の実のチェーや、乾燥させた竜眼と緑豆の冷たいチェーにして食べたりもします。薬膳効果が高く心と身体を癒してくれます。
真白な蓮花の蕾と、蓮の実がつまった花托（かたく）。
(c)yukiko aoki
清らかな微笑みの観音菩薩像。
緑と花に囲まれた尼寺。裏庭には東屋があり休ませてもらいました。緑の風がやさしくて心地よかったです。バナナ、ココナッツの木、マンゴー、パパイヤ、ジャックフルーツ、ブンタン、ミズレンブ、ドラゴンフルーツなどのトロピカルフルーツがたくさん育てられていました。
二階に本堂があります。尼さんがひとり、本を開いてお経の勉強をしていました。一階は食堂があります。色とりどりのランタンはホイアンならでは。
食堂には夕食の仕度が整っていました。
托鉢に手編みのレースがかわいい。ホイアンの尼寺は愛らしさがあり、静かで、やさしい空気に包まれているところでした。
