シンチャオ!サイゴンノオトのぴょんこです。
今回はポルトガルで出合ったかわいいものとおいしいものを
少しご紹介いたしましょう。
リスボンのオリエント駅構内で、このタイル画を見つけ、
思わず足を止めました。
アズレージョと呼ばれる装飾タイルを見るのが、旅のひとつの目的でありましたが、
最初に出合ったものがこんなにユニークだなんて!
いろいろな海の生き物、船、謎の紳士…。見れば見るほど不思議です!
街を歩くと、建物という建物が美しいアズレージョで彩られています。
デザインも色も実にさまざまで、見惚れてなかなか前に進めません。
アズレージョは建物の外壁ばかりでなく、室内をも彩っています。
こちらはリスボン初のカジノだったという建物を再利用したレストラン、
Casa do Alentejo(カーサ・ド・アレンテージョ)。
部屋によってアズレージョの雰囲気が異なります。
こちらでは、かわいい土鍋に入ったバカリャウのスープが印象に残りました。
ちりめんキャベツなどが入った緑色のスープは、ほっこり体に沁みる、やさしいお味。
バカリャウとは干しタラのこと。海と山の幸に恵まれたポルトガルで、最も広く食されている魚です。
オーブン焼きのバカリャウにはオリーブオイルがた~っぷりかかっています。
軽くマッシュしたポテトの上に青菜、バカリャウのグリル、ゆで卵を
重ねた、バカリャウ・ア・ゴメス・デ・サ。
あしらわれたコリアンダー(パクチー)がよく合います。
たいていのお料理に、コリアンダーが使われていて、ついついベトナムを思い出しました。
バカリャウは、街の水飲み場やドアノッカー等のモチーフにも見られました。
いったいポルトガルの人々はどれくらいバカリャウが好きなんでしょう?!
こちらは、クリームで軽く煮たイカをご飯にかけたもの。とびきりのおいしさでした。
ポルトガルはヨーロッパで一番お米の消費量が多いと言われ、
リゾットやパエリア風のメニューも豊富なのです。
また、ポルトガルのタコのおいしさは評判通りでした。
やわらかくて、おいしくて、そして安い!
こちらは、そんなポルトガルで人気のバカリャウ、タコ、イワシなどを
ニンニク味やカレー味などバリエーション豊かに加工した缶詰です。
缶詰を包むレトロな包装紙も大人気。
そして、最後にデザートのことも書いておかなくては。
ポルトガルには「ナタ」と呼ばれるエッグタルトや、プディングやムースなど、
素朴でコクのあるデザートがたくさんあり、どれも日本人好みです。
ポルトのドウロ川沿いにはワイナリーがいくつも並び、
樽が積まれた船も停泊していました。
ポルトガルは、ワインやその他のお酒、そしてコーヒーなども
楽しみ方のバリエーションが豊富で、つくづくその食文化に
興味を持ちました。
素朴で愛らしく、どこか懐かしい、不思議なポルトガル。
おいしいもの、かわいいものはまだまだ書き尽くせません。