フエの山岳地域でいただいたBún riêu Cua / ブンリュウクア。
トマトの酸味と淡水ガニ(Cua)の甘みとコクのあるスープで食べる汁ビーフンです。厚揚げやカニや豚のすり身団子、ハーブ類に隠れていますが、フエでは豚の血をかためたプディング状のものがのせてあります。
ブンリュウは元々ベトナム北部発祥の汁ビーフンで、ベトナム各地へと広がりました。私のフエ滞在中に、ブンボーフエ(牛肉の米麺)やバンカン(スープ麺)に次いでよく食べている麺料理です。ここのブンリュウクアは、付け合わせのハーブ類が新鮮でおいしかったです。濃厚なスープと麺にからめて食べました。

Bún riêu cua, Chợ Bình Điền(ビンディン市場)にて
淡水カニのスープにツボクサ・空芯菜の茎を細く裂いたもの・Tía Tô/ティアトー(おもてが緑でうらが赤色の紫蘇)・からし菜などのベビーリーフ・バナナの蕾スライス・もやしなどが入っています。山岳の澄んだ空気のなかでいただくと野菜とハーブのゆたかな香りがきわだって食が進みます。厚揚げやすり身団子に味が染みててじんわりくるおいしさです。

市場の野菜売り場です。ウリ科の茎のすじをとりのぞいたり、バナナの蕾をスライスしたり、野菜を切り揃えています。

Lá dứa パンダンリーフが竹ざるに束ねてありました。竹ひごをかけて天秤棒でかつげるようになっています。Lá dứaはスイーツなどにバニラのような風味をつけます。

地元で採れたての野菜や山菜が売られています。
魚介類や肉類売り場では、ブンリュウにつかう小さな淡水カニのほかに、田んぼのウナギや爬虫類も売られていました。

Rau Diếp Cá ドクダミ 日本では乾燥させてお茶にしますが、バインセオや生春巻きにして生で食べます。
Rau Cần ベトナムのセリ 歯応えがよく炒めものにもおすすめです。
Cây Sả レモングラス ブンボーフエ(牛肉の米麺)には欠かせないハーブです。
Trái Thơm パイナップル まだ少し青いけれどいい香りがします。
もやし、ミント、バジルにレタス類といろいろ揃っています。
*Rauは野菜・Câyは木や植物・Tráiは果実です。

かぼちゃの葉と茎とつる・からし菜・チンゲンサイなど…。小さな市場に様々な野菜が集まっています。

左から、もち米・小豆・白インゲン・茶色の中長豆・白ごま・大豆・皮を取り除いた緑豆。穀物類もいろいろありそうです。

Gạo lứt đỏ 赤褐色の玄米がとてもおいしそうでした。ポリフェノール、ミネラル成分を豊富に含んでいて健康維持にいいそうです。お粥にしたり赤玄米のライスペーパーは市場で大きな煎餅のようになって売られています。

さつまいもの葉付きの茎、青い未熟のバナナ。

Chợ Bình Điền / ビンディン市場です。看板の文字がかすれているけれど、品揃えはおどろくほどに豊かです。

庭の箒、タイル張りの床用の箒。用途によってつかいわけます。

様々な木の枝が採取され、箒がつくられています。

知人をたずねて庭の写真を撮らせてもらいました。
フエ名産でもある Bưởi / ザボンです。青い空にふわりとゆれていました。

さつまいもが植えられていました。

たわわに実ったバナナ。

パイナップルです。ユニークな形で、実の成り方もおもしろいです。パイナップルは小さな花が集まって果実となります(学研)。長い月日を経て大きな実になるようです。

家庭菜園の里芋。

木かげに育つシダ類の植物。

涼しげな木かげに育つタロイモ。

天然のゴムの木が広がっていました。ゴムの木の木漏れ日が優しく差し込んでいました。

ゴムラテックスを受け皿に集めているところです。
ゴムの木の表面を削ると白い樹液が流れ出てきます。ベトナムは世界有数の天然ゴム生産・輸出国で日本は輸入しています。南米のアマゾンが原産の木で、フランス植民地時代にベトナムの地に開拓されたときいています。
朝ごはんに立ち寄った山岳地域の市場周辺で、様々に垣間見ることができました。