ベトナム中部地方、ホイアン郊外にあるチャークエ野菜の村。
朝、採れたてのハーブや野菜をきれいな地下水で洗っています。竹ざるを使って洗う水の音がここちよくてハーブのいい香りが広がっていきます。
チャークエ(Trà Quế)村は、チャム時代からの自然農法を守り、農薬や機械を使わず主にハーブや葉もの野菜を育てています。昔から大切に使われている井戸の水を汲み、野菜をていねいに洗い、束ねて、天秤棒に担いで運びます。
いろんなハーブが育てられていて、清々しい香りやみずみずしい甘い香りに包まれています。
茹でると柔らかくて甘いおいしいホイアンの細葱と、傍らに咲くかわいい黄色い花は、害虫予防のためのマリーゴールドでしょうか?
発芽して間もない畑には、ヤシの葉が覆いかぶされています。強い日差しや雨風から守るためだそうです。ホイアンのレストランで食べる野菜やハーブが柔らかくておいしいのは、ていねいに育てられているからなのですね。
近くの川から水草が運ばれてきました。
そのまま畑に埋めてミネラル豊富な有機肥料にします。
チャークエ村では、農体験をすることも出来ます。土を鍬で耕して苗を植えて、天秤棒のじょうろで水を撒きます。
チャークエ村の人は、天秤棒のじょうろを揺らしながらまんべなく水を撒いていきます。じょうろに水をたっぷりいれたものを私も担がせてもらいましたが、重くて歩くのがやっとでした。
これは何の花だと思いますか?花の下の茎に、莢(さや)がなっています。
莢(さや)の中には、白ごまがぎっしりと詰まっていました。
次は料理教室へ。バジルシードとレモングラスのウエルカムドリンクを飲みながら、足湯です。レモングラスと薬草を煮だしたもので身体の芯から温まってリラックス。チャークエ村の子どもたちが来て、フットマッサージをしてくれました。
つづく。