ベトナム中部高原地方のプレイク(ザライ省)にある市場に立ち寄りました。竹で編んだ暮らしの様々な場面でつかわれるカゴやざるに、畑を耕すための鍬の刃などが何種類も並んでいました。ベトナム中部高原はひときわ農業が盛んなことがうかがえます。市場を散策して、朝ごはんにバインミーを食べて、さらに歩くと、山岳民族の人たちが背負いカゴで野菜を売りにきていました。
朝ごはんはバインミー。
フランスパンにパテときゅうり、薄くスライスしたハムに豚のでんぶ、赤とうがらしとなますとコリアンダーなどをはさんだBánh Mì Thập Cẩm / バイン・ミー・タップ・カム(ミックスサンド)にしました。仕上げにいれたベトナム醤油が豚肉の脂身に沁みておいしかったです。田舎の方にくると豚や鶏の脂身がおいしいと感じます。きゅうりとコリアンダーでさっぱりといただきました。
鍋に炭火をいれて、フランスパンを温めています。ベトナムのフランスパンは、皮はパリッとして生地はふわっとして具材をはさむのにちょうどいい軽さです。
竹細工のざるや鍋敷き、バナ民族の背負いカゴやアイアンでつくられた鶏のケージなど。
竹製のヘラは何につかうのでしょう。右側には小枝をそろえて束ねたほうきの穂。青テープで編んだプラカゴに、ロープ。昔ながらのものとプラスティックのものが混在しています。
ひょうたんがありました。乾燥させて黒く染めてありました。お酒や水を入れるのでしょうか。ベトナムでは、ひょうたんのスープなどで食べたりもします。
金物、部品店にて。お店の人が熱心に本を読んでいました。
みたことのない大きな鍬の刃がならんでいます。鉄製で重そうです。
下味をつけた肉を挟んで焼く網や、薄い円盤型のフライパンがありました。バインセオを焼くのにもいいときいて、1つ購入しました。
ライスペーパーの種類の多さと、薄さ透明さに感動します。黒ごま入り、白ごま入り、赤米入りなどがありました。
これは、Bánh Tráng Khoai Lang / バン・チャン・コアイ・ラン(さつまいも入りのライスペーパー)です。そのままでも焼いて食べてもいいそうです。
穀物売り場では、緑豆・緑豆皮なし・小豆・王様の豆(紅と白のマーブル模様)・黒豆・白豆にピーナッツ。黒きくらげに、もち米や砂糖などバラエティーに富んだ食材が並んでいます。
バナ民族の背負いカゴ。村でとれたてのかおり高い葉野菜をのせて。かぼちゃ、たけのこ、アダンのような実を少しずつ売りにきていました。(つづく)