シンチャオ!サイゴンノオトのとら太です。
今回はフェーヴのお話。
フランスのラッキーアイテム「フェーヴ」をご存知でしょうか?
キリスト教の祭日であるエピファニーにフランスで食べられている伝統的なお菓子、ガレット・デ・ロワ。このケーキの中に隠されているのがフェーヴと呼ばれる小さな陶器の人形(置物)です。切り分けて食べた時にフェーヴが入ってた人は、その年の王様となり幸運が1年間続くといわれています♪
もともとはそら豆(フランス語でフェーヴ)が使われていたそうで、その名残で陶器製のものが主流になった今でもフェーヴと呼ばれています。
そのフェーヴがベトナムを代表する高級食器ブランド・ミンロン社で作られていると聞いて、ミンロンのアウトレットファクトリーへ行ってみましたよ♪
ハイウェイから見える大きな看板が目印です。
敷地内にはミンロンのティーセットをモチーフにした噴水があります。近くで見ると迫力の大きさです!
こちらのファクトリーには、ミンロンのショールーム、アウトレットコーナー、フェーヴコーナー、絵付け体験コーナーがあります。
フェーヴコーナーへ行ってみると・・
こんなケースが何列もずらり!
そしてひとつひとつのケースの中にはフェーヴがぎっしり。
シリーズ分けされているわけでもなく、上からどんどん足していってるのでしょうね・・ぐちゃぐちゃです。
この中からお気に入りのモチーフを探し出すのはまるで宝探しのようです♪
とら太の戦利品♪
こちらはフランスパンを持ったおじさまとエッフェル塔。
フランスの老舗パン屋PAULのフェーヴも見つけましたよ♪
フランスの大手自動車メーカー、シトロエンのシリーズ。
やはりフランスのモチーフが多いですね。
そんな中、ベトナムらしいフェーヴを発見!アオザイにノンラー姿の女の子。
アオザイ姿のフェーヴはベトナムの民族衣装シリーズのひとつ。
とら太は10種類しか持っていませんが、ベトナムの54の民族全て作られてます。ぴょんこが以前紹介してましたね♪
それにしても、なぜベトナムでフェーブが作られているのでしょう。気になって調べてみました。
フランス国内でフェーブを作成している工房もありますが、ラデュレやポールなどのメゾンはフェーブメーカーに発注し、実際の製造は東南アジアを中心としたフェーブ製造会社に外部委託しているとのこと。
おそらくミンロン社はそのフェーブ製造を請け負ってる会社のひとつなのでしょうね。
新年になると欧米人が多く住むホーチミン2区のパン屋さんではガレット・デ・ロワの販売があります。パン屋さんのガレット・デ・ロワも魅力的ですが・・せっかく手に入れたたくさんのフェーヴ。来年のエピファニーにはぜひともこのフェーヴを使ってガレット・デ・ロワを焼きたいなぁと思っているとら太でした♪