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VOL.237 フエの家庭料理と裏庭の風景

release : category : ベトナム〜おいしい散歩〜

フエ市に滞在中、友人宅で昼ごはんやスイーツをいただきました。
卵焼き入りのどんぶり、イカとパイナップルの炒めもの、冬瓜のスープ、蓮の実のチェーなどです。

 

©yukiko aoki

Trứng gà cuộn 卵焼き。

フライパンに美しく折りたたまれた卵焼きは、スイーツを食べるときにつかうチェースプーンと菜箸を上手につかって巻いていました。薄味で、Hành Ngò(わけぎとコリアンダー)が入っています。

 

©yukiko aoki

ベトナムスタイルでどんぶりによそって食べました。
卵焼きと淡水魚の煮付け、オクラと牛肉の炒めものです。ヌックマム(魚醤)をつかったシンプルな味付けです。

 

©yukiko aoki

裏庭を眺めながら、地産地消のごはんを食べました。ここはライスフィールドとラグーンと東シナ海につながる地域です。

旧正月のころに直播されたお米の種は、4ヶ月ほどで黄金色にみのり収穫のシーズンを迎えています。

以前、この沼に田んぼ仕事を終えた水牛が水浴びにきていました。ザブーンと水しぶきをあげながら気持ちよさそうでした。今は、畦道が舗装されて、バイクや自転車で田んぼに来られるようになりました。村人は、釣りをしたりカエルやタニシをとりにきています。

 

©yukiko aoki

Mực xào thơm イカとパイナップル炒め。

台所にパイナップルと新鮮なイカが準備されています。
パイナップルは、甘酸っぱいスープや炒めものにもつかわれます。ベトナム滞在時に楽しみにしているシーフードの一品です。

パイナップルとトマトは薄めに切っておき、イカは一口大に切り、赤エシャロット、黒胡椒、ヌックマム(魚醤)で下味をつけておきます。

 

©yukiko aoki

下味をつけたイカをフライパンに油を熱して軽く炒めます。パイナップルとトマトを加えて、わけぎねぎを入れて火を止めます。コリアンダーの粗みじん切りをのせます。とにかくいい香りで食欲をそそります。

イカの弾力のあるやわらかい食感とコクのあるうま味、パイナップルのフルーティーな香りがヌックマム(魚醤)の塩味とともに口の中で広がります。

 

©yukiko aoki

Canh bí đao 冬瓜と豚バラ軟骨スープ。

冬瓜と豚バラ軟骨の煮込みスープです。豚バラ軟骨からコクのある甘いスープとエビのうま味がからんで冬瓜にじんわり味が沁みています。白いごはんにかけてさらさらと食べやすいスープです。暑い夏の日に冬瓜は身体の熱を冷ます効果があります。

 

©yukiko aoki

Chè hạt sen 蓮の実のチェー。

フエでは、5月から蓮の花が咲き、市場に初ものの生の蓮の実が出回ります。蓮の実のほのかに甘くやさしい香り、鎮静効果があります。

生姜風味の蓮の実のチェーもありますが、この時は、Lá dứa(ラー ユア)/パンダンリーフで香りづけをしていました。バニラのような深く豊かな香りがします。

甘味づけは、Đường phèn(ドゥオン フェン)というサトウキビをしぼった糖液を時間をかけて結晶させたものをつかいます。すっきりした上品な味です。

 

©yukiko aoki

台所からすぐの裏庭にサツマイモが育てられています。
さつまいもの実が育つまで、葉やつるは、スープにしたりゆでたりして食べます。

 

©yukiko aoki

日が暮れてくると田んぼの野焼きがはじまりました。二期作をするための準備です。暗闇のなかで幻想的な風景でした。

 

協力:Hoaさん

 
フォトグラファー 青木由希子