春になって、緑の季節になりました。
今年は特別な春となりましたが、皆さまお元気にしていらっしゃいますか?
桜が終わり、あたたかい風を感じるようになると、ベトナムに行きたい気持ちが自然とふくらんでいきます。
フエで必ず行くところがあります。屋根付きの橋「タントアン瓦橋」。
ホイアンの日本橋は有名ですが、ここも長年に渡り、村人に愛されている橋です。
朝陽が昇るころに起きて、天気が良さそうだったら、光がきれいなので、出かけます。友だちのバイクの後ろに乗せてもらい、街を抜けると、いっきに、田園風景が広がります。フエは、グエン朝王宮や寺などの世界遺産と、農業が盛んなところ。昔ながらの素朴な暮らしが残っています。朝の温かい色に包まれていると、あまりにも美しいので、何年も前から、人も田んぼも、山も川も一緒に生きて来たのだなあと思えて、胸がいっぱいになります。
水の自然な流れがのどかです。いい風が吹いています。
きっと、いろんな歴史の中でお米を作ってきたのだと思います。
水のポンプ小屋 田んぼに新鮮な水を送ります。電気もあります。
数年前に、道路ができました。
赤い土の道の方が好きだったけれど、観光や生活道路として便利になりました。
フエにも、デパートができて大きな街になってきました。
街の中心地から、バイクで20分。少しずつ変化している風景の先に、タントアン瓦橋はあります。
つづく