シンチャオ!「サイゴンノオト」のぴょんこです。
本日のホーチミンは薄曇り。このところ、毎日射しが強かったので、こんな日はちょっとホッとします。と書いていたら、あら、パラパラと雨が降り始めました。
さて、もうすぐ新しい号3号が出来る『サイゴンノオト』ですが、2号の中からまた一部ご紹介しましょう。
キッチンや食卓で聞こえるあの音この音は、ベトナム語ではどんな風に表現するのかな?という疑問から、この欄が生まれました。
題して「キッチンの音」。
お料理の先生もされてるHongさん(2号で取材をさせてもらいました)や、ベトナム語の先生、日本食レストランの従業員の方々、カフェのお姉さん、アパートの受付のお姉さん、スーパーのお姉さん…、いろいろな人に質問してまわったのが楽しかったです。
質問するたびに、「この表現は使わないな」などと言われたり、違う表現を教えてもらったり、なかなか「これだ!」というものがわからなかったのですが、たくさんの人に聞くことで、身近なベトナム人の方々に概ねうなづいてもらえる記事になったと思います。
日本語と同様、包丁で切るものの大きさや、煮炊きの時の火の強さや調理の方法、水道から出る水の量などによって、さまざまな表現があるのですって。
日本語と違うのは、こうした擬音語や擬態語は動詞と一緒に用いて、それ単独では使わないということでした。
ベトナム語の発音はとても難しいので、日本語で書くと随分変わってしまいそうですが、
例えば、包丁で野菜などをリズミカルに輪切りにしてゆくような音、「トントン」は、ベトナム語では「バップバップ」。口の中に空気を含んだようなくぐもった音で、日本の音に比べるとかなり低い響きです。
お鍋の中のものが沸騰する「グツグツ」という音は、「スンサッ」と聞こえます。口先で言う軽い音です。
お腹がすいて「グー」というのが、「オッオッ」というのも面白いですね。
ベトナム語を習いながらも、なかなか上達せず話せず…のぴょんこですが、ベトナムの擬音語・擬態語には興味津々。
今後もいろいろ聞いてみたいです。
ところで、Hongさんに質問して見ました。
「日本では、ご飯粒が口のまわりについている人をみると“お弁当つけてどこゆくの~”と歌うようにはやしたりしますが、ベトナムの人たちはそんな時、何といいますか?」
「う~ん、cuoi!(面白い!)って笑います。」