Chuc mung nam muoi!
ベトナムのみなさま、新年おめでとうございます!
サイゴンノオトのわん吉です。
サイゴンノオト8号の仕上げをしに久々にホーチミンに行った際、ずっと行きたかったMaison Marouへ行ってまいりました!
Marouというのは、ベトナム発で、今や世界的に知られるようになったオーガニックチョコレートブランドです。
Marouの特徴はシングルオリジンにこだわったこと。シングルオリジンというのは原料の産地ごとに作られる製品のことです。
例えば、甲州のワインとか、新潟の日本酒とか、小豆島のオリーブオイルというように、その土地ならではの原料の風味をたっぷり楽しめるという具合。
Marouのチョコレートも、原料のカカオの産地ごとにパッケージの違う板チョコを作っています。主に産地は5つあって、ティエンヤン、ドンナイ、ラムドン、バリア、ベンチェーというもの。同じカカオでも土地によって風味は異なるので、その違いがバッチリ楽しめるのです。
4年ほど前、ホーチミンでこのチョコレートを売り始めていたフランス人のサミュエルさんとヴァンソンさんに出会い、その発想とおしゃれ度に驚いたことを思い出します。
そしてMarouのカフェもやはり期待を裏切らなかったです。旧市街のカルメット通りにあるアトリエ風の広々とした空間でした。空間を上手に使ったプレゼンテーションがまたすばらしいなと。
チョコレートを作っている小さな工房もあって、それを眺めながらコーヒーとチョコのベストマッチを楽しむことができます。
カカオの生産者たちとしっかり向き合って作るベトナムのチョコレート。自分の手に乗ったチョコレートが、どんな人たちの手を経てここにあるのかをきちんとたどっていける。安心感もあって、みんなの愛情が詰まったチョコレートはやっぱりおいしいよなぁと思うのです。
Maison Marou
167 Calmette, Nguyễn Thái Bình, Quận 1, Hồ Chí Minh