シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉@バンコクです。
夏休みも始まり、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
ベトナムと同じようにタイも他民族の国。タイ族が8割、華人系が1割、そのほかマレー系やインド系などが暮らしています。その民族模様は首都バンコクでも垣間見ることができて、例えば、東南アジア最大級のチャイナタウン・ヤワラートや、リトルインディアのパフラットなどが知られています。
先日、そのパフラットに行ってまいりました♪
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おぉ〜っと、まさにイメージ通りのインドご老人♪
ご老人も布屋さんでしたが、この辺りは布問屋さんがひしめき合っています。
東南アジアの都市でインド人街といえば布屋街。その昔、綿製品や絹製品を持ってインドの商才あふれる繊維商たちが各地を訪れては商売を興し、住み着くようになったのでしょうね。
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インド女性のベールになるのでしょうか。きれい。そしてセール!
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キラキラ布地が多い中、パステル系の布地が多かったお店で。おばちゃんスマホに夢中。
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ニッコリピースサインのおじさまももちろん布屋さん。
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きれいに陳列されているのもあれば、詰め込むように棚に押し込まれたくちゃくちゃの布もあり。ぐしゃぐしゃの中に掘り出し物のお気に入りの布が見つかったりして、パフラットの布市場では宝物探しセンサーを最大限発信してキョロキョロするべし、です。
さて、先ほどのインドご老人やおじさま、頭にターバンを巻いております。ターバンはシーク教徒の証。髪の毛もヒゲも神様から与えられた大切なものなので切らないのだとか。男性はターバンの中に髪を収め、女性はベールをかぶるのだそうです。
パフラートの中心にはそのシーク教の寺院(Gurdwara Siri Guru Singh Sabha)があります。私たちも髪をおおう頭巾をかぶり(給食係みたいになりましたけど)、靴を脱いで、中へ入らせてもらいました。
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シーク教徒の人たちが次々に訪れてはお祈りをする場所。祭司の説教にみなさんじっと耳を傾けています。
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説法が終わると、楽団のおじさまたちが演奏していました(ちょっと体も動いちゃうようなリズムでした)。
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ターバン姿こそインド人と思ってしまいますが、実際のところ、インドでは大多数を占めるヒンズー教徒に対して、シーク教徒は少数派なのだそうです。もともとシーク教徒には裕福で教育を受けた人が多く、英国のインド植民地時代に官吏や軍人として重用され、ターバン姿で海外でも活躍したことから、「インド人はターバン」というイメージが世界で定着したようです。
もう一つ、わん吉も初めて知りましたが、シーク教ではカースト制度がなくて、みな平等。異教徒でもどんな人でも迎えてくれるそうです。この寺院でも、訪れた人たちみんなに朝食を無料で提供していることで知られています。
シーク教徒のみなさん、顔の彫りが深くてちょっと怖いかなぁという印象だったのですが、今回も寺院のいろいろなところを案内してくれたり、私たちが困っていると気にかけてくれたり、それはとてもとても親切なのでした。感謝。
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石造りの寺院はエキゾチックで素敵です。
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イケメンさんがポーズしてくれました。
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この寺院に来ているのは、おそらくほとんどがタイに移り住んで長く暮らしているか、何世代も経っている方たち。タイとインドのバックグランドを持ち、2つの国や文化の架け橋のような存在なんだろうなぁと思います。いろんな国や文化の人たちが集まるバンコクならではという感もあり、バンコクはまだまだ奥が深いなぁという感もあり⭐️
パフラートの皆さんに親切にしてもらって心もあったかくなった散策でした。ありがとう〜♡
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