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「ガパオライス」はタイで通じなかった…

release : category : サイゴンノオト

シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉@バンコクです。

 

日本からバンコクに遊びに来る友達も、日本で会う友達も、みんな口を揃えてこう言います。
「ガパオライスっておいしいよね〜!本場のガパオが食べたい!」

ガパオライスといえば、最近日本ではコンビニやお弁当屋さんでも普通に置かれるようになって、知名度もぐっと上がっています♪
ピリ辛でハーブの効いたエスニック風味のひき肉弁当(この説明書きをしただけでも、おいしそうだよなぁと思うわん吉)のガパオライス。
今やトムヤンクン(海老の酸っぱ辛いスープ)やグリーンカレーと並んで日本に浸透したタイ料理と言えるでしょう。

 

 

バンコクに遊びに来た友達がさっそく現地のレストランに行き、鼻息荒く意気込んで「ガパオライス1つ!」と注文します。
ところが、ウェイトレスさんはきょとん。
「が・ぱ・お!」とはっきり日本語風に言いますが、きょとん。
わん吉もタイ語風に「ガパ〜オ!」と言いますが、さらにきょとん。
あれれ、どうやら通じないぞ。

メニューにガパオライスの写真を見つけて、「これ!これ!」と指さすと、ようやくウェイトレスさんも合点してくれました。
「あぁ、パッガパオね! チキン? ポーク? シーフード? 」とたたみかけるように聞いてきます。

そっか、ガパオには具材をちゃんと選ばないとダメなのね。
ガパオライスならやっぱりこれでしょう!ということで、「ポーク!」

するとウェイトレスさんも安堵のにっこり。
「パッ・カッパオ・ポークを2つね! ごはんつけるわよ」と言って厨房に向かいました。

と思ったら戻ってきて「卵を載せるか?」と聞いてきます。
「あぁ!載せる載せる!」となって、無事に目玉焼き載せガパオライスのオーダーが受理されました😄

さて、なんでこんなにガパオが通じないのかなぁ〜、あんなに有名な料理なのになんで通じないのかなぁ〜、と思い始めたわん吉。
調べてみると、ガパオはなんと「ホーリーバジル」のことだったんです。
つまり、ガパオライスとは和製タイ語で、これをタイの人に伝えても「ホーリーバジルごはん」ということで意味がわからなかったんですね。。。

だからちゃんと、「パッ(炒める)・カッパオ(ホーリーバジル)、ム〜(豚)」と言わねばならなかったわけです。
いえ、もっとちゃんと伝えるなら、「カーオ(ごはん)・パッ(炒める)・カッパオ(ホーリーバジル)・ム〜(豚)、(ひと呼吸おいて)、カイダーオ(目玉焼き)」なら、きっとわかってもらえるだろう…。(わん吉自信度ハーフ&ハーフ)。

ところでホーリーバジルとはこちら↓ 和名はカミメボウキ、シソ科の植物だそうです。インドではトゥルシーと呼ばれ、古来から薬草として利用されているのだとか。

 

 

ホーリーバジル、タイ料理によく使われるスイートバジルとは少し違います。実際に手にしてみれば、ホーリーバジルは茎が固めで、香りがグンと力強い印象。茎が緑のものと赤いものなど数種類あるそうで、ひとくくりに「バジル」と呼んでしまうのは申し訳ないことがわかりました。ホーリーバジルがあってこそのガパオライスなんですね〜✌️

さてと、ただいま家の冷蔵庫にはホーリーバジルと唐辛子と豚肉。ナンプラーとオイスターソースで味付けをすると検索しましたので、今夜はわん吉流ガパオライスを作るとしましょう⭐️ ホーリーバジルをたっぷり効かせてね😉