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桐島かれんさんとベトナムと…

release : category : サイゴンノオト

シンチャオ!サイゴンノオトのぴょんこです。

「サイゴンノオト」9号では、桐島かれんさんがクリエイティブディレクターをされている
「ハウス オブ ロータス二子玉川店」を 取材させていただきました。

 

そのご縁で、15日(土)に開店の「ハウス オブ ロータス青山店」のお披露目会に、お邪魔して参りましたよ!

 

コロニアルな建物の1Fと2Fに、かれんさん選りすぐりの世界中の衣服、雑貨、アクセサリーなどが並んでいます。
内装や調度品も凝っていて、とても素敵でした。

 

中でも、印象的だったのは、バスルームとカウンターの照明です。

スタッフの方が「ぜひ、バスルームはご覧くださいね」と教えてくださったので、扉を開けると、そこはピンク色の甘~い空間!!
ガラス棚の中には、かれんさんのコレクションも並んでいて、いつまでもそこにいたいような気持ちになりました。

 

また、レジカウンターの上に並んだ照明は、透かし彫りの模様がそれぞれに異なって、陰影のあるエキゾチックな光を放っていました。


 

お披露目会のおもてなしには、フォー屋台でフォーをふるまわれるなどのベトナム料理のケータリング、ベトナム竹琴トルンとバイオリンの演奏、店内のあちこちに飾られた生花と造花…と、盛りだくさん。

ホリデーシーズンを前に、クリスマスのアルミオーナメントや愛らしいマトリョーシカ、キリムやラグ・マットなどのコーナーもにぎやかで、見ているだけであたたかく幸せな気分になりました。


 

そして、お店を出る際に、お土産にと手渡されたのは、ベトナムの水草バッグ。丸く底が平らに編まれていて、とてもかわいいです!
竹製のバラが添えられて、バッグがおめかししたみたいですね(^^♪

この水草バッグは、「サイゴンノオト」でもご紹介しましたが、かれんさんが最初に開かれたお店では、“ショッパー”(ショップ袋)として使われていたのだそうです。

ベトナムでは、市場で卵を買ってもお店で陶器のお皿を買っても、こうした水草バッグに入れてくれていましたが、最近は、作る職人さんも減って値段も高くなったのか、ホーチミンのおしゃれな雑貨店で販売されているのを見るだけになりました。
「ハウス オブ ロータス」でも、今は商品として販売されていますが、「これからもずっと、使って売っていきたいと思っています」とおっしゃる かれんさんの言葉に、水草バックへの思い入れや愛情を感じました。

また、ベトナムのプラカゴ(プラスチックテープを編んだかご)も、長くお店の定番商品です。
ベトナムの人々がものをたくさん入れて運んだり、バイクに載せたりと、ヘビーデューティーに耐えている丈夫さや多機能性、そしてキッチュな雑貨の代表格といったところが魅力なんだそうです。

かれんさんがベトナムを初めて訪れたのは、22歳の時にタイからカンボジア、ベトナムへという陸路の旅だったとか。
その頃のベトナムの喧騒や街並みは、いったいどんな風だったことでしょう?
アジアに魅せられたかれんさんは、ベトナム、タイ、インドネシア、インドに、年に1度は訪れているそうです。

「ベトナムの魅力とは?」と尋ねると、バリエーション豊かでお野菜がたくさん入ったお料理がとてもおいしい、どこで何を食べてもおいしい、市場がにぎやかで面白い、街並みや風景が美しい…と、いろいろ挙げてくださいました(「どこで何を食べてもおいしい国って、なかなかないのよ!」っと、世界中を旅されているかれんさんに言われて、ベトナム贔屓のぴょんこは嬉しかったです)。

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かれんさんの選ぶ品々は、その土地土地の人々の手仕事によるもので、いったいこの一枚にどのくらいの時間が費やされているのかと気が遠くなるほどの繊細な刺繍や細工物があったり、素朴でラフな作りの紙細工や人形があったりと、ひとつひとつを見ていくのがとても楽しいです。
「ハウス オブ ロータス青山店」の棚を見ながら、ホーチミンの市場で「きっと何かステキなものに出合えるはず…」とワクワクしていた気持ちを思い出しました。