シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉@バンコクです。
今回は麺の話題をひとつ♪
さて、ベトナムも麺天国ですが、タイも麺天国です。もちろん、日本も麺天国ですね!
日本では、そばもいろいろ、うどんもいろいろ、ラーメンだって豚骨や味噌や中華風などいろいろあるように、タイの麺もいろいろあります。
麺でいえば、細い米麺、太い米麺、緑豆春雨、たまご麺など。スープでいえば、魚出汁の透明スープ、牛出汁や豚出汁の茶色いスープ、腐乳入りの赤いスープなど。具材でいえば、茹で肉や煮込み肉や自家製つみれや臓物などなど。
日本でも、「出汁がいける」とか「ちぢれ麺のコシがいい感じ」とか「トッピングのチャーシューが巨大」とか、それぞれの麺屋さんに特筆すべき点がありますが、タイの麺屋さんも同じ。「煮込んだあひる肉が絶品」とか「手作りつみれの歯ごたえがたまらない」とか「豚の血入りスープのコクがたまらない」とか「めちゃくちゃ安い」とか「ボリューム満点」とか、それはもう千差万別です。
そうした評判の一杯をいただくには、たいていレストランではなくて、食堂または屋台へ行きます。しかもお客さんで賑わっているところ。
庶民の麺食堂はクーラーもなく、扇風機が回っているところが多いです。壁にはタイ語のメニューが書かれていることもありますが、ぐるぐる文字なので読めないのが残念(読めたとしてもすごく時間がかかります)。
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ちょっと郊外に行くと昭和風な懐かしい感じの食堂も。
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さて、店に入ります。店先にはたいてい、調理をとり仕切るおじちゃんやおばちゃんたちの職人的手さばきと真剣な表情。その前を「ちょっとすみません」と通って席につきます。
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すると店員さんが来てわん吉の席の横に立ち、目線や態度で聞いてきます「注文は何ですか?」と。この瞬間はやはり緊張します💦
「えっと、えっと、麺は細い米麺で、えっとえっと、トッピングはあのーあのー」ともごもごすることもしばしば、どうしたらいいかわからないときは「おいしいやつください」と丸投げすることもしばしば。まぁなかなかうまくはいきません。
今日もあひる肉がおいしいという麺食堂で、店員さんに「おいしいのは薄切りの茹で肉とワンタン入り。あと煮込んだもも肉もおいしいよ」と言われ、「どうしよう、どうしようかなぁ」と迷っていると、「じゃ、全部入れたら?」と言われ、「はい、じゃそれで」と答えたわん吉。
運ばれてきたどんぶりはあひるの肉のオンパレードでした。麺はたまご麺。具に比べると麺はずいぶん少なかったなぁ。
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そして結果は、おいしかったです♪ フライドチキンのようなアヒルのもも肉がしっかり煮込まれて柔らかいこと。久々に昼から肉でポンポコリンになりました。
スープは八角や五香粉とおそらくアヒルの肉をじっくり煮込んだもの。以外とあっさりとしてこれも美味でした。
せっかくですから、他の麺もざっくりご紹介しましょう。
出汁の効いた透明スープに、細い米麺、魚のつみれいろいろ。タイの麺といえばこのイメージです。これにナンプラー、酢、砂糖、唐辛子を自分好みで味付けしていただきます。
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ちょっとギトギトしいですが、トムヤムスープに麺が入ったもの。酸っぱくて辛い、タイならではの味。辛いものがちょっと苦手なわん吉でもここのトムヤム味は大丈夫でした。
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牛肉と牛骨をじっくり煮込んだスープと、細い米麺と、ビーフシチュー並みに柔らかい牛肉トッピング。この店はほんのり甘いしょうゆ味風で見た目よりあっさりです。
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タイのみなさんが大好きという、豚の血入りスープ麺。極細米麺がよくからみます。茹で豚トッピング。
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そして紅腐乳の色でピンクになっているスープ麺。見た目に驚いてしまって長い間食べられませんでしたが、食べてみたらおいしい♪ 酸っぱくてちょい辛です。
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バリエーション豊かなタイの麺たち。食堂の店員さんが近寄ってきたらスムースに注文できるように、わん吉これからも麺精進を重ねてまいります!
折々にタイの麺あれこれについてご紹介していきますので、楽しみにしていてくださいね🌟