シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉@台湾です。
台湾に来て驚いたことのひとつは、野菜の種類がとっても豊富なことでした。
市場やスーパーには新鮮な野菜がいっぱい。知っている野菜もあれば、見たこともない野菜や山菜や豆類もありました。
沖縄よりも南にあるとはいえ、東南アジアよりも北に位置する台湾の野菜たちは、どちらかというと日本の野菜群に似ているかなぁという印象です。きゅうりも細いし、太い大根もある(うれしい)!もやしやネギやきのこも種類いろいろ!
そんななか気になる野菜たちに出会い、すっかり魅せられてしまいました。
どれも普段使いで冷蔵庫に常連の野菜たちですが、グッとくる存在感。そんな愉快な彼らをご紹介しましょう〜♪
ものすご〜く細長いナス
台湾でよく見るナスはこの細長バージョン。
直径は2㎝ほどで長さは30~50㎝ほどと、じつにスリム&スレンダーです。
最初に見たときは、思わず二度見してしまいました。な、な、長い…。で、細い…。
サイズ的にはネギと同じ長さで、買い物袋に入れて持ち帰る間に、ともすれば折れちゃいそうなスリムさ。
しかし!このナス。とてもみずみずしくて、柔らかくて、おいしいんです。
フライパンで焼けばあっという間に火が通り、醤油をかけたり、マリネにしたり、手軽におかずの一品が完成。
スリムタイプは万能で、わん吉宅の常連野菜です。
色白タイプのゴーヤさん
ゴーヤは緑と思っていたので、初めて見たときにはやっぱり二度見してしまいました。
台湾には緑のゴーヤもありますが、白い方がよく出回っています。
緑に比べて、実が柔らかく、苦味もマイルド。
これもまた火の通りがいいので、シャシャッと炒めて手軽に一品完成。台湾でよく食べる豚肉との相性がいいなぁと思います。
これももちろん我が家の常備菜です♪
美人の脚と言われるマコモダケ
ある日、串焼き屋さんでタケノコらしき具材を見つけて注文してみました。
運ばれてきたのはほっそりした小さなタケノコ風。皮をむいた中にある白い部分を炭火で焼いていました。
食べてみると、柔らかさに加えて、エリンギをソフトにしたような食感があって、おいしい!
ちょっと醤油をつけたり、ちょっとマヨネーズをつけたりして、何本もあったのにあっという間に完食です。
台湾では「茭白筍」という名前。水田のような水のある畑で育つイネ科の植物です。
別名は「美人の太腿」。緑の皮をむくと、きめ細やかで柔らかい白い部分が現れます。きっとその様子から名付けられたんですね。
とうもろこしのように蒸してシンプルに食べたり、具材と炒めていただいたり、これも調理が簡単な優れモノ野菜です。
食物繊維、ミネラル、タンパク質、ビタミンなど栄養豊富なのだとか。ますます見逃せません!
黄金のエノキ
台湾のきのこ類は、しいたけ、しめじ、エリンギ、まいたけ、ヒラタケ、キクラゲ、白キクラゲなどなどバリエーション豊富。
白いエノキももちろんありますが、わん吉はこの茶色いエノキが好みです。
風味が豊かで、炒めるだけでもコクと甘みが出ます。塩を振りかければこれも簡単に一品完成。
汁物に入れればちょっとしたダシにもなり、実にありがたい存在です。
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台湾は九州ほどの大きさの島ですが、北部は亜熱帯気候で、南部は熱帯気候、海もあれば山もあり、幅広い生態系が育まれている豊かな土地。
ここでたくさんの野菜たちに出会い、前にも増して野菜好きになりました。
台湾野菜への興味は深々で、今度は山の宝である山菜のことも知りたいなぁ♡と思っています。