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チョコレートの魅惑3種 

release : category : サイゴンノオト

シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉です。

ひと月前の陽気はどこへやら、すっかり寒くなりましたね。

最近少しバタバタと過ごしておりまして、それがひと段落したある日、「おつかれさん」の一言とともに家族がチョコレートをプレゼントしてくれました。大好きなチョコです。見ているだけでもすっかり癒されました♡

そこで、今回はわん吉が大好きなチョコのお話を少しお届けしたいと思います♪

 

創業140年のイタリアンチョコレート「ヴェンキ」

プレゼントされたのは、イタリア・ピエモンテの創業140年という老舗チョコレート屋さん「ヴェンキ(Venchi)」のチョコでした。

その魅力は、滑らかな口どけ、一粒に練り込まれたヘーゼルナッツやコーヒーとチョコレートとの相性、甘すぎず苦すぎずのちょうどいいチョコレートの風味。いろいろな種類があるので見ているだけでもワクワクするうえ、たった一粒で口の中いっぱいに豊かな味わいと香りが広がって大満足♡というチョコレートなのです。

初めてヴェンキのチョコレートを食べたのは今から5年ほど前のこと。

旅先のフィレンツェで見つけた、店内チョコレートでいっぱいのお店がヴェンキでした。店には大きな容器が並び、容器ごとに違う種類のチョコレートがぎっしりいっぱいに詰まっています。好きなものを自由に選んでの量り売りで、迷いながらも何種類かを試しに買い、ホテルの部屋でほおばると…「おいしい〜!!!」。。。感動しました。

滞在中は何度もお店に足を運んで、人気のジェラートも堪能♪

カップにたっぷり盛ってくれたチョコレートジェラートのおいしかったこと♡

もともとチョコには目がないわん吉ですが、以来、ヴェンキの大ファンになりました。

昨年末には台北に支店もオープンし、さっそくジェラート売り場の前には行列ができていました。

まさか台北でヴェンキに再会できるとは!! 台北の店舗にもカラフルな包みのチョコが店内いっぱいに並び、ここでも量り売りで購入できます♡

日本でも各地に出店しているヴェンキ。興味のある方は こちらをご参照くださいね♪

 

カカオ豆にこだわるベトナム発の「マルゥ・チョコレート」

ヴェンキのような歴史あるイタリアンチョコレートに魅了される一方で、ベトナム発祥の「マルゥ・チョコレート(Marou Chocolate)」のようなこだわりチョコレートにも惹かれます。

マルゥ・チョコレートの信念は「Bean to Bar(豆から板へ)」。原料となるカカオ豆にとことんこだわった板チョコこそ、マルゥ・チョコレートの真髄です。

創業者であるヴィンセントとサミュエルに初めて会ったのは2012年ごろ。その時に彼らは「カカオ豆にこだわったチョコレートバーを広めたいんだ」と言っていました。「ワインはボルドーやブルゴーニュというように、原料となる葡萄の産地ごとに違う味を楽しむでしょ。チョコレートでも同じように原料の産地ごとに味の違いを楽しみたいんだ」と。話を聞いているうちに、「なるほど、素敵なチョコレートが生まれたんだ」と心が動かされました。

ベトナムの熱帯気候にはカカオ栽培が適していて、質のよいカカオ豆が採れるそうです。カカオ豆はベトナムでも産地によって風味が異なります。その特徴を引き出し、産地名を冠したダークチョコレートの板チョコが6種類誕生しました。

産地と原料の魅力をたっぷり詰め込んだチョコレート。世界の専門家たちの注目も集めるようになり、今では世界各地で販売されています。

ホーチミンとハノイにあるマルゥ・チョコレートのカフェ&ショップ「メゾン・マルゥ」は、彼らのカカオ豆への愛情が込められた場所。いつかまた訪れて、チョコレートの香りに包まれたいです♡

数年前、メゾン・マルゥ・サイゴンにて。ギャラリーのような素敵な商品展示でした。

 

数年前、メゾン・マルゥ・サイゴンにて。工房を眺めながらチョコレートで一息つきました。

 

エクアドルのカカオ豆で作る台湾のチョコレート「Masfino Chocolate」

マルゥのように原料のカカオ豆にこだわるチョコレートが台湾でも誕生しています。そのひとつが「Masfino Chocolate(曼斐諾巧克力)」。

「Farm to Bar(畑からバーに)」をコンセプトに、エクアドルにある自社農園で栽培、収穫、発酵したカカオ豆を直接輸入し、台湾の宜蘭県にある工場でじっくりと焙煎し、丁寧にチョコレートバーに仕上げています。

南米の名産地の香り高いカカオに、台湾らしいパッションフルーツやローズといったフレーバーも加味して、豊かな味わい。

10年をかけて、エクアドルの農園で最良のカカオ豆を栽培する研究をしてきたというチョコレート屋さん。パッケージにはその物語が綴られています。板チョコはひとつひとつ丁寧に包装されていて、カカオ豆への愛情が伝わってくるようです。

板チョコを一粒ずつ折り分けて。口の中で程よくとろけ、芳醇な香りが心地よく広がります。

 

3つのチョコレート、お楽しみいただけましたか? 

他にもまだ出会っていない魅力あふれるチョコレートはきっと数知れず。心を動かすチョコレートとの出会いをこれからも楽しみにしています♡