シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉@シンガポールです。
シンガポールの丸の内ともいうべきビジネス街のど真ん中にある、創業約130年の老舗ホーカーセンター「ラオ・パサ」に行ってきました。
ホーカーセンターとはシンガポールのB級グルメ屋台村のこと。このラオ・パサは約80店が入居する一大グルメスポットです。
ビジネス街の高層ビルの谷間に、突如現れるラオ・パサ。八角型の建物が特徴的で、中心に時計台が立つ、レトロおしゃれな風格です。
英国植民地時代の200年ほど前に設計され、移転や幾度の改装を経ていますが、八角型のデザインや当時流行していたビクトリア調の装飾は当時の様子のまま、現在は国定建造物にも指定されています。
そんなラオ・パサを訪れたのは、ランチタイム真っ只中の12:15。近隣の高層ビルから出てきた会社員の皆さんで絶賛大混雑。
押し合いへし合いですが、見上げれば美しい鉄枠や窓枠の装飾。
見上げればヨーロッパ、地上は食欲のるつぼです。
席は椅子取り合戦の模様。ほとんど空席はありません。
そして席が空けばすかさずポケットティッシュを置くのが、シンガポールのホーカーセンターのお約束。この慣習、かわいくて好きです。
混んでいる中でも、特に行列している店を見に行ってみました。
ミシュラン・ビブグルマンマークのある店はたいてい行列です。こちらはマレー系グルメの麺屋さん。
魚介の多い潮州グルメの魚団子麺屋さん。
エビの出汁たっぷりのエビ麺屋さん。
こちらも潮州グルメ屋さんですね。
お惣菜が並ぶごはん屋さん。
インドグルメにはインド系のおじさんが並んでいました。
照り焼き肉の定食セットも人気。
ラオ・パサは、住宅地のホーカーセンターに比べればいいお値段なので、シンガポールの皆さんに言わせれば「高級ホーカー」。
それでも有名店が多く、ヨーロッパ調の屋根の下であらゆるB級グルメを楽しめるので、おすすめホーカーです。
今回の経験から、ランチタイムを避けた方がゆっくりできるはず。お気に入りのB級グルメを見つけてみてくださいね!
人混みの中あちこち店を回りすぎて、何を選んだらよいかわからなくなってしまったわん吉が食べたチャークイティオ(マレー風焼き米麺)。