シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉@シンガポールです。
早いもので8月ですね。思い立って、今年前半に食べたおいしいものを振り返ってみました。
ごはんとスイーツと混ざっていますが、シンプルにおいしかったなぁというポイントで選んでいます。

1. インドネシアのおかずビュッフェ「ナシ・パダン」
ナシ・パダンは、インドネシア・スマトラ島のパダン地方が発祥の料理です。野菜や煮込み、カレー風の汁物や揚げ物など、数あるおかずの中から好きなものを選んで、白いごはんと一緒に食べます。
本場インドネシアでは、ナシ・パダン食堂のテーブルにつくと、店員さんが数種類のおかずを運んで来てくれて、お客さんはその場で好きなものを取って食べるスタイル。
ホテルやレストランなど、私たちの知るビュッフェは自分が出向きますが、ナシ・パダンはおかずが出向いてきてくれるのです。
ちなみに、お会計は食べた分だけカウントされます。
そんなナシ・パダンがおいしいと評判の食堂があります。場所はシンガポール最大のモスク、サルタンモスクの目の前。創業1920年という老舗食堂のSabar Menanti(サバール・メナンティ)です。

白い壁におしゃれタイルの床の小さな食堂は、いつ行っても賑わっています。モスクの近くなので、スカーフを被ったイスラム教徒の女性たちも多いですね。
この食堂では、奥のショーケースに並んでいるおかずから、好きなものを選んで注文します。自分が選んだおかずの料金を足していく明朗会計。

今回選んだおかずは、レンダンという牛肉の煮込みと、発酵大豆テンペのお惣菜、そしてブルグデルというインドネシアのコロッケでした。

ナシ・パダンは味が濃厚でこってりしていることが多いのですが、ここのおかずは見た目よりも軽やかな味。煮込みのお肉も柔らかくて、フォークで刺すとほぐれるほど。白いごはんがどんどん進みました。
📍Sabar Menanti
住所:719 N Bridge Rd, Singapore 198687
月曜定休
Instagram : @sabarmenantisg
2. マックスウェル・フードセンターのラクサ
チャイナタウンにある、シンガポールでも屈指のB級グルメ屋台村がマックスウェル・フードセンター。
そこにあるラクサ屋台が抜群においしかったのでした。
ラクサはココナツミルクや香辛料を使ったコクのあるスープに、麺を合わせた麺料理。シンガポールやマレーシアでよく食べられています。

ここの麺は中太の米&タピオカ麺。つるつるしているのでお箸でしっかりつまんでいただきます。
スープはエビの出汁が効いたココナツ風味で、うまい!の一言。
さらに風味を豊かに、そして辛さを加えるために、サンバルという唐辛子ペーストを入れます。量を調整しながら、自分にちょうどよい辛さ加減に。
いろいろラクサは試していますが、ここのラクサはシンガポールで一番好みです。
📍Old Nyonya(老娘惹)
Maxwell Food Centre #01-04
IG : @oldnyonya
3. シンガポールの伝統菓子「アン・クー・クエ」
アン・クー・クエ(Ang Ku Kueh)とは、赤い亀の甲羅の形をした中華圏の伝統菓子のこと。もち米の外皮であんを包んだ、例えて言うなら和菓子のようなお菓子です。縁起のいい赤色なので、おめでたい時に食べることも多いです。
その有名店がこちら、吉祥(Ji Xiang)。チャイナタウンのはずれ、団地の1階にある庶民的なお店です。

店頭には、赤だけではない色とりどりのアン・クー・クエ。甘い系も、しょっぱい系もありました。

ここで買ったSalted Bean(塩豆)味がめちゃくちゃおいしかったです。中は緑豆のあん、外側は求肥のような軽くもちもちの皮。味としては、和菓子の黄身しぐれに似ていました。
店名の吉祥の文字入り。吉祥は日本でもおめでたい印象がありますね。この字を見ながらお菓子を手にしているとしあわせな気分になりました。

📍吉祥 Ji Xiang Everton
住所:1 Everton Park #01-33 Singapore 081001
Website : https://jixiangeverton.com.sg/
4. フルーツの王様ドリアンかき氷
みなさま、ドリアンを食べたことはありますか?
日本では、ドリアン=臭いというイメージですが、東南アジアの人たちにとっては、ドリアン=香ばしい、ものです。
シンガポールのみなさんもドリアンが大好き。
そのドリアンがかき氷の上にドンと載ってくるドリアンスイーツがあると聞き、人気店の99老樹へ行ってまいりました。
スイーツの名前は、Stinky Cendol(スティンキー・チェンドル)。「臭う、ココナツミルクのかき氷デザート」というパンチの効いたネーミングです。

ドリアンが2切れ、そして緑色のパンダンリーフのタピオカゼリーが載った大きなかき氷ボウル。黒砂糖のようなコクのある、椰子砂糖のシロップがかかっています。

このハーモニー、意外といけました。ドリアンはそれほど臭くなく、サクサクのかき氷とともにペロリといただきました。
イートインコーナーは観光客でいっぱい。店やその周辺はドリアンの香りが漂っていましたよ。
📍99老樹( 99 Old Trees Durian)
住所:1 Teo Hong Road #01-01
ウェブサイト:https://www.99oldtrees.com/
シンガポールで最近食べたおいしいもの、いかがでしたか。
どれもお手頃なおいしいものたちです。シンガポールを訪れた際にはぜひ食べてみてください♪