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ベトナムで人気のパフォーマンス舞台「A O Show」を観ました

release : category : サイゴンノオト

シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉です。

先日訪れたホーチミンで、人気のパフォーマンス舞台「A O Show(アーオーショー)」を観てきました。

写真:A O Show ウェブサイトより

 

A O Showとはどんなアートパフォーマンスかというと、一言で表すなら、ベトナムの民族要素満載の現代舞台芸術。

筋骨隆々のパフォーマーたちがベトナムの竹やカゴを使い、ベトナムの民族音楽に合わせて、ベトナムの風景や日常を美しく、時には愉快に表現する舞台です。

ポスターには「ベトナムのバンブーサーカスショー」と書かれています。(個人的には、サーカス要素も大いにあるけれどもっと芸術寄りと言いたい)

 

じつは、わん吉が初めて「A O Show」を観たのは10年以上前。A O Showがホーチミンで始動した頃でした。

ベトナムの生活の中に転がっている竹やカゴだけで、こんなに豊かな表現ができるんだと驚きましたし、観光地によくある伝統芸能舞台とは全然違って、シンプルな黒の衣装に身を包んだパフォーマーたちが、世界にも通用するような舞台表現を繰り広げていて、ものすごく感動したことを思い出します。

それから10年。

A O Showはホーチミンだけでなく、ホイアンにも専用ステージを設け、世界ツアーも行ったりして、花開いていました。

規模も大きくなって、若いパフォーマーたちも大勢いる、ということは、10年前に小さかった子たちが当時のA O Showを見て、「ワタシもやりたい!」と先輩たちに続いてるのかな、なんて思うと、ちょっと感慨深いです。

 

さて、A O Showのホーチミンでの舞台は、サイゴンオペラハウスです。

オペラハウスはホーチミンのへそ。正面からまっすぐ進めばベンタン市場、右に進めば中央郵便局とカテドラル、そして左に進めばサイゴン河です。

建設されたのはフランスの植民地だった時代。フランス人建築家によって設計されたオペラハウスは、1900年に最初の演劇作品が上演されました。今年は125周年です。

ホーチミン観光の目玉とも言えるこの場所で、A O Showは月〜木の夜、公演を行っています(スケジュールが変わることもあるので要チェックです)。

 

わん吉は公演の前日にオペラハウスでチケットを買い(1枚125万ドン、まぁまぁ高級ですが、観る価値あり)、当日は上演1時間前にオペラハウスへ。オペラハウスのガイドツアーがあるというので。

チケットを見せて中に入ると、ウェルカムティーコーナーがありました。この日はレモングラス&ピーチティのサービスです。

ツアーまで少し時間があったので、階段をのぞいてみたり。素敵。

A O Showのスタッフさんによるガイドツアーは、オペラハウスの歴史から始まり、2階席に案内されて建物の説明などがありました。

10分ほどで自由解散となりましたが、せっかくなのでしばらく席に座ってオペラハウスの室内を見回していました。

天井や柱など、さすがにフランスらしい華やかな装飾や彫刻が施されています。

舞台を見ると、A O Showの演出が整っていました。

その後、ロビーに戻ってまたお茶を飲んだり、テラスに出ておしゃべりしたりしながら、わくわくと開演時間を待ちました。

 

いざ、開演!

上演内容は皆さんの将来のお楽しみのためにご紹介しませんが、ざっくり一言だけご案内すると、10年前のA O Showをベースに、新しい要素もあちこちに取り入れられていて、やっぱり素晴らしかったです。現代の舞台なのに民族音楽がものすごく調和していて、心に響きました。

そして改めて思ったのは、パフォーマーたちの「みなさん楽しんでくださいね!」という思いが熱く伝わってきたこと。

満席の観客もみんな大満足でした。

ちなみに、A O Showのネーミングには、パフォーマンスを見て「アー!」と驚いて、「オー!」と感動する、といった意味が込められているとか。なかなかチャーミングですね。

ロビーに出ると、パフォーマーのみなさんが勢揃いしていました。みんなニッコニコ。

A O Show とっても楽しかったです。Xin Cam on~!