ダラット市場で見かけたKhổ Qua Rừng(コー・クァ・ラン)= 森のにがうり。森から収穫された野生の野菜のことをベトナムでは「森の野菜」と呼ぶのだそうです。森のにがうりは小さくてとても苦いのですが、美容と健康にいいのでスープにして食べたりすると聞きました。
泥つき人参、きれいな色でおいしそうでした。じゃがいもとビートもありました。Củ dền đỏ(クゥ・デン・ドー)= レッドビートは、茹でてサラダにしたり肉と野菜の炒めものやスープにします。
写真中央にある緑色の丸い野菜はコールラビ、鮮やかな赤色と緑色のダラットピーマン、プチトマトに長ネギ、さやえんどう。コールラビは、Su hào(スー・ハオ)と呼ぶそうでカブのような食感です。ビートもコールラビもフランス植民地時代に持ち込まれた野菜でダラットの気候に根づいた特産品になっています。
Atisô(アーティソー)= アーティチョークのつぼみです。これもダラット特産で、豚足と煮込んだスープは滋味にあふれてとてもおいしいです。お茶も有名で、つぼみや茎や根っこを乾燥させたものを飲みます。肝臓にいいデトックスティーでリラックスしてよく眠れます。
アーティチョークのつぼみや根っこを乾燥させたもの。香ばしくてほのかに甘くすっきりした味です。
こちらはバナナとココナッツの店の前で売られているLá dứa(ラー・ユア)= パンダナスの葉です。ココナッツミルクなどデザートの香りづけやケーキの色づけに使います。バニラのような深みのある甘い香りがします。
肉厚の乾燥黒きくらげ(Mộc nhĩ đen = モック・ニー・デン)。水で戻してから野菜炒めやスープに使います。ダラットのきのこ類は種類も豊富でおいしいです。山に囲まれたダラット市場には、森や畑からの恵みがたくさん集まります。