ハノイでホー・チ・ミン(Hồ Chí Minh)の大きな絵を見かけました。
平和を象徴する鳩のシルエットに、ちいさな子どもを抱いている優しいホーおじさんの絵です。
ホー・チ・ミン(Hồ Chí Minh)は、1890年5月19日ゲアン省で生まれました。
儒学者である父親がフエ宮廷に勤務する身となり共にフエに移り住み、名門校に通いフランス語を学びます。サイゴンからフランスへと渡り、さらに様々な国で経験を積んでいきます。
参考:ホーチミンの生涯(ハノイ歴史研究会)
http://hanoirekishi.web.fc2.com/hochiminh.html
1939年に第二次世界大戦が勃発し、日本軍はインドシナへ進駐。1941年、ホー・チ・ミンは30年ぶりに祖国に戻ります。建国の父と尊ばれるホー・チ・ミンは、フランスと日本の統治から独立へと導きます。ベトナム戦争では「独立と自由ほど、尊いものはない〜Không có gì quý hơn độc lập, tự do〜」と国民に呼びかけました。
ホーチミン廟(Lăng Chu Tịch Hô Chí Minh)
ホー・チ・ミンの亡骸が保存された状態で祀られています。廟の前には軍人が警備にあたっています。(本人は火葬にして北部・中部・南部に分骨を望んでいましたが、叶いませんでした。)
ホー・チ・ミンが人生の幕を閉じるころベトナムはとても貧しい国でした。
今のベトナムをみせてあげたいと思いを寄せる訪問者が絶えることはありません。
ホーチミン廟 Lăng Chủ tịch Hồ Chí Minh
住所:Hùng Vương, Điện Biên, Ba Đình, Hà Nội
http://bqllang.gov.vn