ホアおばさんのブンボーフエ(BÚN BÒ HUẾ)アツアツの鍋です。
毎朝、玄関先で、ブン屋さんをしているフエの田舎で人気のお店。
お肉をぜいたくに使っていて、牛肉の辛いスープと、レモングラスの香りに食欲をそそられます。
「ホアおばさん、つくり方を教えて!」と、お願いして、朝5時からおじゃましました。
朝5時の店先にて BÚN BÒ .GIÒ .CHẢ ブンの店、牛肉と豚足もありますよー!
レシピのポイントは、じっくり煮込む時の七輪と、こだわりの紫色のペースト(フエ名産のアミを発酵させた調味料)なのかなあと思いました。
チリオイルを作るときは、焦げないように熱した油の火を消してから、赤唐辛子粉を入れてね。スープの仕上げに入れるのよ。と、教えて頂きました。
左:奥の鍋、目が覚めるようなとってもきれいな赤。 カニと豚をミンチにした団子が入っています。 手前の鍋は、たっぷりの牛肉とレモングラス。 濃厚で辛そうだけど、あっさりと胃袋に心地よいのです。
右:さっとスープにくぐらせた生の牛肉を乗せて、豚足とカニ団子もたくさん入れてね! など、お客さまのリクエストを聞いて、次から次へと、どんぶりによそいます。
左:いただきまーす! BÚN BÒ HUẾ (牛肉の辛い麺) と TRÀ ĐÁ(氷入りのお茶)ポット。
右:カニと豚のぷりぷり団子。辛みのあるスープに、バナナの蕾のスライスや、 ハーブをたくさん乗せて頂きます。
ベトナムでは、暑さに負けないように、しっかりと朝ご飯を食べます。
毎朝、屋台に行って、近所の友達や、おじちゃんたちと、小さな机を囲んで食べるのは、日本にはない光景です。
ブンを食べ終るころに、お茶をどうぞとついでくれたり、ついであげたりして、「ありがとう(ごちそうさま)。」と言って、ポケットから代金を払って、出かけて行きます。
◆ブンボーフエは、街のどこでも食べられます。
わたしは、レストランより、天秤棒のお母さんや、一般家庭の玄関先で、朝限定のブン屋さんの方が、
おいしいと思っています。早起きするほど、香り高く、スープが澄んでいて濃厚です。