シンチャオ! 「サイゴンノオト」のメーやんです。
毎年、テトには近隣の国へ旅行に出かけていたのですが、今年はホーチミンで新年を迎えました。年越しに上がる花火を見ようと、花火スポットである橋をバイクが埋め尽くしました。ところが、元日はうって変わって外には誰もいない!バイクもいない!いつも賑やかなホーチミンが数日間ひっそりと静まり返る様子にはとても驚きました。
聞けば、元日には旦那様方の実家、2日目は奥様方の実家へ訪問するという習慣があるそうです。店はおおむねしまっていて、人のいない静かなホーチミンをお散歩すると、まるで鏡に映った別の世界へワープしたような、そんな不思議な気分になりました。
ゆっくりではありますが、そろそろベトナムのみなさんも仕事はじめ。活気が戻ってきたところです。
新年、日本と同じように干支の飾りがベトナムでもたくさん飾られています。今年はうま年。先日お見せしたかわいく仕上げたゴミ箱のペンギンやカエルとは違い、干支の馬はニッと歯を見せたリアルなものが多いように思います。ちょっと子供受けは悪そうです(笑)
ベトナムの人は日本同様、もしくはそれ以上に干支を気にする風習があるようです。
年末、買い物をした雑貨屋さんでもらったエコバッグには干支がデザインされていました。
わー、日本と一緒だ~!と、、、よく見るとあれ、違うところがありますね。
「牛」→「水牛」・・・水牛の角でできたお土産、いっぱいありますもんね。
「羊」→「山羊」・・・山羊肉の焼肉屋さんがあります。こちらで初めて、「山羊のおっぱい」の焼肉をたべました。また、鍋と言えば山羊肉でしょー、と言われて驚きました。
「猪」→「豚」
「兎」→「猫」・・・これが一番びっくりしました。日本では、猫がなぜ十二支に入れなかったのかというテーマの昔話がありますが、ベトナムでは猫さん、堂々十二支入り!ただ、日本よりホーチミンでは猫を見かけることは少ないように思います。
あと、辰年に男の子が産まれることが非常によいとされているそうです。実際に辰年には明らかに妊婦さんだらけでした。風水もよく信じられているそうで、新居への引っ越しでお母さんが大騒ぎだ~とややお疲れ気味の新郎が苦笑しながら話してくれましたよ。
日常ではおおらかなところをよく見かけるベトナムの方もここぞ!という時にはこだわりがあるんですね。