チャークエ野菜の村 その1・その2の続きです。
チャークエ村の料理教室では、最後に郷土料理を習います。Tam Phu (タム・フー)と呼ばれるチャークエ村の「三つのおもてなしの味」。村の川や畑でとれた海老・豚肉・ミントの三種を細葱で巻いたもので、村を訪れた人々に来てくれてありがとう。と、もてなす一品です。
はじめに茎付きのミント2本を、葉の先端が左右対象になるように重ねあわせます。ミントのみずみずしい、いい香りがします。摘みたてのハーブを手にするだけでしあわせな気持ちになります。
ミントに茹でた豚肉の細切りをのせます。
続いて、茹でた海老をのせます。
ミント・豚肉・海老を、さっと茹でた細葱でくるくると巻きていきます。ホイアンの細葱はやわらかくて、茹でるとコクが出てとろっと甘くなります。
見た目にも美しいTam Phu(タム・フー)のできあがりです。
フレッシュミントがさわやかに、海老と豚肉のうま味と細葱の甘みがふわっと広がっておいしいです。
チャークエ村で育てられているハーブと野菜です。
近年、ホイアン郊外の住宅開発などの影響で、チャークエ村は田畑を少しずつ手放すことになり、昔と比べると小さな村になりましたが、今でも朝から野菜を収穫してホイアンの街に売りにいきます。ホイアンのレストランでTam Phu(タム・フー)がメニューに出されることもあるようで、ホイアンの街の人達もチャークエ村を大切にしています。私も旅をしながら、その土地土地の食べものを大切に味わおうと思います。