シンチャオ! 「サイゴンノオト」のわん吉です。
すっかり11月。
紅葉もそろそろかなというよい季節、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
じゃーん!青い空に白い砂。
ザ・パラダイス☆といったこの場所は、ベトナム最大の島、フーコック島です。
ホーチミンからプロペラ機で揺られて1時間弱の、
カンボジアに限りなく近い海に浮かぶ、細長いハートのような形をした島。
近年は新空港も開業してリゾートとして注目されつつありますが、
島内はまだまだ素朴な雰囲気がいっぱい。
ホーチミンからも気軽に行けて、自然も豊かで、
わん吉もちょくちょく訪れる大好きな場所なんです♪
そんなフーコック島は、
リゾート地として知られるずっとずっと前から
ベトナムでは有名な場所でした。
なぜならそこは、ベトナムの食卓に欠かせなくて、
ベトナム人の味覚が求めてやまない「ヌクマム」の産地だからです。
フーコック島に行ったら、
とにもかくにもビーチでのんびり、
そしてシーフード(特にイカが美味!)を腹いっぱい、
というのがわん吉一番のおすすめですが、
冒険好きの方にはヌクマム製造現場の見学もぜひ♪
街でも有名なヌクマム販売店のすぐ裏手に、その現場があります。
ずらりと並んだ大きな木の樽。
その中でヌクマムがじわじわと発酵していくのです。
もちろん、あたり一帯はクラクラするような発酵臭!!!
樽に木のはしごがかかっていたので、
製造現場のおにいさんに「のぼって、中を見てもいい?」と聞いてみると、
「いいよ」と気のいい返事。
ソロリソロリとのぼって、のぞいた樽の中は・・・
おぉー!ヌクマムがこんなにー!におうー!
と、ちょっとした衝撃のあまり、はしごを落ちそうになりました(汗)。
「どうやってヌクマムって作るの?」と先のおにいさんに再び尋ねたところ、
「朝とれた”アンチョビ”に塩をふって、樽の中で何か月も寝かすの」とのこと。
「意外とシンプルだったのねー」と驚きつつ、
ふと「”アンチョビ”ってなんだ?」と思いましたが、
きっとイワシなどの小魚のことなんでしょうね。
製造現場のすぐ脇は水揚げ場で、
毎朝ここにたくさんの小魚が運ばれるのだそうです。
朝の忙しい仕込み光景も、今度ぜひ見てみたいな、と思っております。
さて、フーコック島名物とあれば、
できたてヌクマムをお土産として買って帰りたいのが心情。
でも、気を付けなくてはなりません!
フーコック島の空港ではヌクマムの持ち込みは禁止です。
どうやら、機内でヌクマムの瓶が破損した際の臭い被害を防ぐためのようでして。
わん吉も何度かヌクマムお持ち帰りに挑戦しましたが、
荷物チェック担当の空港職員のみなさんはいとも簡単にヌクマム瓶のシルエットを発見するので、
いずれもあえなく没収となりました・・・(涙)。
残念・・・と思っていたら、胸を張ってヌクマムを持ち帰れる方法を発見!
フーコック島の空港ターミナルで搭乗券を見せて購入したヌクマムは、
降機地のホーチミンの空港でばっちり受け取れるのです。
産直ヌクマムをご希望の方はそちらをご利用くださいね♪
フーコック島はヌクマムのほかにも、こしょうやパールなどの産地としても有名☆
実り多き島への小旅行+ヌクマム小冒険は、わん吉のおすすめです♪