シンチャオ!サイゴンノオトのぴょんこです。
本日9月27日㈰は中秋節。
ベトナムではお隣の中国と同じように、中秋節に月餅を食べる風習があり、
8月に入る頃から街のいたるところで月餅が売られてきました。
また、中秋節は「こどもの日」とも言われていて、ランタンやおもちゃもたくさん
お店の軒先にぶら下がるので、この時期、街は華やいだ空気に包まれます。
そんな中秋節を目前に、先日、ホーチミンのチャイナタウン「チョロン」に行ってきました。
チョロン(Chợ Lớn)は、大きな市場という名前にふさわしく、小さな商店がたくさん
軒を連ね、ホーチミン市街とはまたひと味違った熱気にあふれています。
まずは、チョロンで一番大きな市場、ビンタイ市場(Chợ Bình Tây)へ。
入り口脇には特設の月餅屋さんがお店を出していました。
そこで見つけたのが、豚の親子をかたどった月餅です(^^♪
おかあさん豚のおっぱいに群がる子豚ちゃんたちがかわいい💛
豚は、一度にたくさん赤ちゃんを産むことから子孫繁栄の象徴とされています。
家族の幸せを願う中秋節にぴったりのモチーフなのですね。
それにしてもさすが器用なベトナムの職人さん。食べるのがもったいないほどの完成度です。
ビンタイ市場は2階建てで、迷子になってしまいそうな広さです。
卸売りを主とする市場なので、商品の種類と量の多さといったら!!
大きな荷物をかかえたお兄さんたちが「どいたどいた~」としょっちゅう行き来するので、
ゆっくりお店を眺めることも難しいくらいです。
迫力の帽子屋さん。積雪1.5メートルならぬ、積帽子1.5メートル!
お菓子屋さん
おもちゃのついたお菓子の専門店
この市場には中庭があり、泥地を開墾して市場を作ったクァック・ダム氏の功績を
たたえた石碑と像も見ることが出来ます。
チョロンにはこんなランタン屋さんがいっぱい軒を連ねていました。
竹ひごにセロハンを貼り、カラフルなインクで模様や顔を描き入れています。
ふわふわファーのついたものや、紙製、プラスチック製のものもあります。
店内では、店員さんたちがグルーガンを片手に製作中でした。
ひとつひとつ手仕事で作られているのですね。
簡素な作りですが、素朴な愛らしさが魅力のランタン。
今年は、最もポピュラーな五芒星とヘリコプターを買いました。
ランタン内部の芯棒には、螺旋状の針金がついていて、
ロウソクを灯せるようになっています。
今夜はどんな中秋節の夜となるでしょう?
日本でもベトナムでも、お月さまを見られるとよいですね。