シンチャオ!サイゴンノオトのぴょんこです。
「サイゴンノオト」7号では「壁にくぎづけ💛」というテーマで、
ベトナムの街のあちこちでみられる「壁」に迫ってみました。
今回はその特集ページで掲載しきれなかった「壁」をいくつかご紹介したいと思います。
まずは、ホーチミンの街でみつけたインパクト壁。
乾季になると、キッチンやリビングのあちこちにアリが出現して、慌ててしまうのですが、
そんな恐怖が幻覚となってしまったかしら?とギョッとしてしまう壁です。
こちらは、古いアパートの入り口の壁に設置された電気のメーターボックス。
「お見事!」と言いたくなるくらいの迫力ですね。
この古いアパートの壁には手書きの文字やイラスト、張り紙などがたくさん。
階上のカフェやお店の方々がこぞって案内しているのです。
こうした道しるべを追って行くだけでもワクワクします♪
それから街中でひときわカラフルな壁は、こうした小学校や幼稚園の壁。
動物園?遊園地?と思うような造形やイラストです。
ベトナム北部のサパという街で見かけた小学校には、こんなユニークな絵が
建物の壁という壁に描かれていました。
かなり脱力系(失礼!)ですが、大人たちの愛情がいっぱいこめられた
素敵な学校でした。
そして、「壁」というテーマからは少し離れてしまいますが、
先日こんなものを見かけましたよ。
近所の算数教室の入り口に張り紙と、そしてドアの取っ手の間にも
小さなちいさな張り紙…(見えるかしら…)
フンブン王の命日とその振替休日のため、
算数教室が連休となる旨、お知らせが貼られています。
その張り紙の右下に、2枚のドアガラスをまたぐ格好で、 小さな紙が貼られています。
教室のスタンプが押され、貼った日付と時間、そしてサインが記されています。
もちろん、鍵はかかっていますが、休日の間、誰も入らないように、
そして万が一入っても侵入されたことがすぐにわかるように、この写真のように
破れやすいティッシュペーパーやキッチンペーパーの類に糊を貼ってつけているのです。
初めて見たときは驚きましたが、今でも日常的に
倉庫の入り口や、休業中の事務所などに 貼って、侵入や泥棒の抑止力としているそうです。
「閉めましたよ。入らないでね」という気持ちが、この小さな紙片にこめられているのですね。