シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉です。
タイに暮らすようになって初めて知ったピンクのタイヌードル。
あまりのショッキングカラーにびっくりしてして、「なんじゃこりゃー!」と思いながら1年以上。
どんなだろうと興味はありつつも、食べようという勇気がなかなか出ませんでした。
それが「イエンタフォー(เย็นตาโฟ)」です。
唐辛子色で辛いのか、梅みたいに酸っぱいのか、味の想像がつかず、二の足を踏んでいたこの麺。
でもある日、「食べてみる?」と何気なく言われた瞬間、「そうね、食べてみようか」と気持ちがすーっと動きました。
そして目の前に運ばれてきたのがこちらでした。
清楚なタイレストランだったためか、スープはショッキングピンクではなくてほんのりピンク。
これは食べれそうだ、とまずはスープをすすってみると・・・ほんのり甘くて酸っぱくてちょっとピリッとして、「おっ!なかなかイケるぞ!」。
意外にもちょっと酸味のあるスープは、まさにわん吉の好みです。
半透明の麺も程よく柔らかくて、トッピングの魚団子たちも、エビ団子豆腐も、茹でた空芯菜もなかなか良いハーモニーで、なんと!完食してしまいました。
ところで、このピンク色の正体ですが、紅腐乳というものだそう。紅い腐乳です。
腐乳は豆腐と麹を一緒にして塩水につけて発酵させた中華食材。中華料理では旨味調味料としてコクを出すために煮物や炒め物に入れたり、朝ごはんのお粥のトッピングとしてもよく登場します。発酵食品なので「豆腐のチーズ」と例えられることもあり、臭いもなかなかのもの。単品だとおっかなびっくりの臭いと塩味ですが、お惣菜やお粥と一緒にいただけば驚くほど味に深みが出ます。
色は白の場合が多いですが、紅麹を使って発酵させると、紅い色の「紅腐乳」になるそうです。イエンタフォーはこの紅腐乳を使うので、スープが紅、いやはやピンクになるんですね。
さて、わん吉のイエンタフォーデビューは大成功。すっかり味をしめて、その後はタイ麺食堂に行けば必ず注文するほどになりました。
というわけで、各店のイエンタフォーご紹介♪
高級ショッピングモール・セントラルエンバシー地下にあるフードコート「Eat Thai」のイエンタフォーはどんぶりもおしゃれで、ちょっと甘め。
バンコクの原宿モール・サイアムスクエアOneの中にある、タイ人のOLさんで混んでいる麺食堂のイエンタフォーは赤い超激辛タイプ。。。辛すぎて衝撃。正気を取り戻すのに5分は必要でした。
人気ショッピングモール・ターミナル21にあるその名も「イエンタフォー」という専門店。グルメなタイ人にも大人気、お昼時はいつも混んでいます。
「イエンタフォー」の名物イエンタフォー。じっくり煮出したであろうスープはまろやかで本格派、でありながら風味は控えめ。自分好みの味付けを楽しむ大人の女性客が多いです。ちょっと辛めですが、「辛くしないで」といえば大丈夫♪
タイならではのピンク色のヌードル「イエンタフォー」。勇気を出して、ぜひ試していただきたいわん吉おすすめのタイグルメです⭐️