シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉です。
クリスマスもまもなくですね☆。今回はそんなプレゼントシーズンにぴったり、ベトナム発の素敵なアクセサリーブランドをご紹介しましょう♪
ベトナムの古都フエから届くファッショナブルなネックレス&ピアス
ゴールドや編みシルクなどのまるい輪を組み合わせたデザインが印象的なネックレスやピアス。ベトナムの古都フエ発のアクセサリーブランド「フーヒップ」のラインナップです。
京都で描かれたアクセサリーデザインは、素材に京都の絹糸を使い、フエ旧市街に暮らす女性職人たちの手でひとつひとつ丁寧に仕上げられています。
まるい輪のデザインにこめられた意味
フーヒップのアクセサリーにはまるい輪のデザインがよく登場します。
月の満ち欠けで暦を表す旧暦に沿って人々が暮らすベトナム。職場や学校などのカレンダーは日本と同じですが、例えば、満月の日にはお供物をして豊穣を願ったり、新月の日には家の前に祭壇を作って先祖に祈ったりと、月の暦に合わせた伝統慣習を今も大切に守り続けています。
そんなベトナムの暮らしに欠かせない神聖な「月」をイメージしたのが「リング」モチーフ。フーヒップのデザインの要になっている大切な存在です。
リングモチーフにはもうひとつ、「循環」という意味も込められています。
アルティザン(職人)の技術が、職人から職人へと末長く継承されること。そして普遍的なデザインと質の良い素材で作られたアクセサリーをお客さんにも末長く楽しんでもらえること。
作り手にとっても、買い手にとっても、丸い輪のように途切れることなく幸せな気持ちが続く「循環」のイメージ。お互いの存在を思いやり、つながりあえる輪を感じるようなアクセサリーを作っていきたい、という願いも込められているのです。
フーヒップのもう一つの物語
フーヒップが誕生したのは2012年。フエの旧市街には、都市開発により、長年船上で暮らしていた人々がやむなく移り住むことになった地区がありました。
慣れない陸での生活と、魚を売るという生活の糧が失われた毎日は暗く、特に行き場のない女性たちにとっては希望の見えない日々が続いていました。
そんななか、一人の日本人女性が彼らに読み書きを教えるようになりました。数年が経ち、気づくと活動の輪が広がって、女性たちの自立を目指した職業トレーニングが始まりました。そうしてフーヒップが誕生したのです。
京都生まれのデザイナーによるプロフェッショナルなデザインを、デザイン画も見たことのないフエの未経験者がアクセサリーに仕上げる。もちろん思うようには進みません。
でも、目の前のできないことをみんなでひとつずつクリアしながら、ベトナム人の気質である粘り強さと気持ちの強さを持って地道に製作を続けるうちに、彼女たちの技術はどんどん向上していきました。
複雑なデザインも美しく仕上げられるようになり、仲間をまとめるリーダー的な存在も現れて、彼女たちには自信が芽生え、仕事に対する誇りも高まっていきました。
こうしてフーヒップは、アクセサリーブランドとして世界に紹介できるレベルへと成長を遂げていったのです。
2013年にはパリで開催された国際アクセサリー展示会「THE BOX」で新作コレクションを発表。アクセサリー業界のプロフェッショナルたちにもクオリティの高さを認められ、その後はベトナムや日本はもちろん、シンガポールなど海外での展開も広がっていきました。
品質の高さと飽きのこないデザインで長く使い続けられるファッションアクセサリー「Phuhiep(フーヒップ)」
一見シンプルに見えるリングモチーフですが、細い絹糸を何本も編み付けたり、絡ませたりと、複雑な工程で作られています。
フーヒップはそうした技術を身につけた熟練アルティザンたちの手で、ひとつひとつ精魂込めて作られています。
金属の部分には14金やSV925シルバーを使い、ブランドシンボルの金型を拝した金具を入れたり、後ろ姿も美しく見えるようにタッセルのパーツを配するなど、アクセサリーを身につけた人をより美しく、誇らしく輝かせるデザインがフーヒップの特徴です。
ルーペもファッション。小さい文字だって、誇らしく、堂々と読む
今、Ginza SIXや神戸大丸などで人気沸騰中のアイテムが、フーヒップのルーペ付きネックレス。アイウェアブランドLoupe Collierと共同開発したもので、福井県鯖江で作られた2倍ルーペを組み込んでいます。「ルーペだってファッション✨」と胸を張っておしゃれを楽しめそうですね♪
大きなリングを2か所に取り入れたデザインのネックレス。ルーペを取り外してロングバージョンもOK。
ルーペ付きネックレスとピアスのセット。後ろ姿のアクセントとなるタッセルと、ピアスのタッセルがペアになっています。「TOI ルーペネックレス x タッセルピアス・イヤリング”Mix”」。オンラインショップはこちらへ。
カジュアルにエシカルを楽しみたいなら「SEEDS by Phuhiep(シーズ・バイ・フーヒップ)」
エシカルやSDG’sが注目されているけれど、どうしたらいいのかな、何を買ったらいいのかな、というビギナー向けのカジュアルラインが「SEEDS by Phuhiep」。デザインもお値段もお手軽で、気軽にエシカルを楽しめるアイテムが揃っています。
アクセサリーを買うお客さんもエシカルビギナーなら、フエの作り手もトレーニングを終えてまだ日の浅いアルティザンたち。彼女たちが精魂込めて作った製品は、熟練アルティザンたちの厳しいチェックを経たものだけがショップに並んでいます。
「SEEDS」というネーミングに込められているのは、買い手にとっても作り手にとっても「種はこれから花開いていくんだよ」という願い。時代の風を取り入れて、新しいことにもチャレンジしていきたいという意志も込められています。
今年のクリスマスは、ラメ系のレッドが映える「SEEDS by Phuhiep」のネックレスとピアスで
ラメレッドやブルー、ゴールドの色を織り交ぜた糸で編み込んだリングモチーフ。角度によってきらめくリングをメインにデザインされた、期間限定販売のネックレスとピアスです。ワンポイントのメタルビーズが華やかさを演出しています。
SEEDS by Phuhiepではひとつ購入すると、そのうち300円がフエの女性たちの支援活動に活用されます。
「すてきだな~♡」と思って買ったアクセサリーが、海を超えて誰かの役に立っている。そんな温かい気持ちを実感できるハッピーアイテムですね。
「ノエル・ミニリングネックレス(ラメレッド)」と「ノエル・ミニリングフープピアス(ラメレッド)」。オンラインショップはこちらへ。
毎日のマスクを楽しむチャーミングなアイテム「マスクコード」、作ってみませんか?
コロナ禍ではマスクが欠かせなくなりました。それなら逆にマスクを前向きに楽しんでみようよ♪と、SEEDS by Phuhiepから「マスクコード」が生まれました。
マスクをつけた時、リングモチーフがイヤリングのように見えるおしゃれアイテムです。
ストラップはワックスコード、チャームとなるリングモチーフは20色あるコットン糸から選んで編んだもの。サイズは大小2種類の組み合わせです。そして完成したマスクコードは約3gという軽やかさ。これならマスクに装着しても気になりません。
その「マスクコードを作ってみよう!」というワークショップが年明け1月16日に鎌倉で開催されます。自分で工具を使って、世界にひとつだけのMYマスクコードを完成させる素敵な体験。初めての方でも難しくなく、楽しめる内容になっています♪
カラフルなリングモチーフの組み合わせを考えたり、フーヒップの話を聞いたり、フエのアルティザンたちに想いを馳せたりしながら、マスクコードを作る体験講座。興味をお持ちの方はこちらをご覧くださいね♪
日本の古都・京都のデザインと素材を用いて、ベトナムの古都フエで、ひとつひとつ丁寧に作られるフーヒップのアクセサリーたち。たくさんの人の温もりのこもったおしゃれなアイテムをぜひ手に取ってみませんか。
フーヒップ公式ページはこちらです♡