「お茶でもどうぞ。家にあがってください」とお誘いをいただくことがあります。加工されたお茶は日本にもって帰ることが出来ますが、生の茶はここでしか味わえません。
作り方は、市場や庭先で摘んだ茶葉を丁寧に洗ってから手もみをして、生姜を少量、包丁でたたきます。お鍋や保温性のある容器に入れて、湧かしたての熱湯を注いでふたをします。
しばらくすると茶葉が程よく蒸されて抽出され、ほっとする緑茶のいい香りがします。口に含むとみずみずしい緑茶の甘みが広がり、生姜のピリッとした後味がすっきりとさせてくれます。時には、その土地のやわらかな水を感じることもあります。
手前からレモングラス、フエ特産のヴァーという実、お茶の木、生姜です。 主にサラダにして食べるヴァーの実以外は、お茶としていただくことが出来ます。
写真の角の方、お母さんが店の奥で昼寝をしていました。朝早かったのでしょう。ベトナムのお母さん、市場の人たちはとても働き者です。