シンチャオ!「サイゴンノオト」のぴょんこです。
時々、夫がこのようなおみやげを勤め先から持って帰ります。
机の上に職場の女の子がそっと置いてくれるという、折り箱入りの果物。
こんな折り箱、祖母がよく折ってくれて、みかんの皮入れや糸くず入れに使っていたなあ。
展開してみたら、私が覚えている二通りの折り方とは違うもので、ますます興味が募りました。
ベトナムは、手先が器用な人の多い国。
今回は、ベトナムでみつけた「折り細工」や「織り細工」をご紹介しましょう。
さて、これは、レストランの紙ナプキン。
どこのお店でも、かならず三角に折られて、こんな風にギュウギュウに容器に入れられています。
「細工もの」とは言えませんが、「ザ・ベトナム」と言えるくらいどこでも見られる「折りもの」です。
こちらは、ホイアンのホテルのベッドに置かれていた、タオルのわんちゃん(犬…ですよね?)。
小さなノンラーをかぶって、手には菊の花。
おとなりのベッドには違うかたちのわんちゃんがいました。
ホイアンのギャラリーに飾られていたのは、色紙を折って作られた、花や扇を思わせるモチーフ。
水色の壁に映えて、とってもステキ!
こちらは、わらで細やかに編まれた飾り物。ホーチミンのドンコイ通りの刺繍雑貨屋さんに、
ディスプレイとして飾られていたものを、お願いして譲ってもらいました。
ホーチミンで作られたものだそうです。
お店の人に名前を聞くと、「phong linh」とのこと。「風霊」? 音から連想されるのは「風鈴」です。
乾いたわらの音しかしませんが、風にゆうらり揺れる様子は、涼しさを感じさせてくれます。
テト(旧正月)の、にぎやかにディスプレイされた通りの一角では、こんな光景が見られます。
植物の葉を編んで、いろいろな細工物を作っているのです。
熱帯魚や、鶏、昆虫、バラの花などが人気。
テト以外のお祭りでも、必ずと言っていいほど売られています。
こちらは豪華な蓮の花束。
大きな蓮の葉を折って、束ねた花束を包んでいます。無駄のない美しさです。
蓮の葉やバナナの葉は、お菓子や餅、蒸し物などを包むのにも、古くから重宝されてきたそうです。
ベトナムの「折る」「編む」文化、もっともっと知りたいです。