シンチャオ! 「サイゴンノオト」のわん吉です。
先日の満月、スーパームーンは大きかったですね。
ベトナムでも日本でもたくさんの人が月を愛でたことと思います。
さて、先日の現代アートに引き続いて、舞台の話題です。
ホーチミンに住んでいる人にも、ホーチミンを訪れる人にも、
日本人にも、外国人にも、ベトナム人にも、最近人気が高いのが、
ホーチミンの市民劇場(=オペラハウス)で公演を続けている
若手パフォーマーグループの「A O SHOW(ア・オ・ショー)」です。
ベトナム人として初めて
「シルク・ド・ソレイユ」のソロパフォーマーとして活躍した
トゥアン・レーさんが中心となって結成した若手のグループで、
サーカスやダンス出身のパフォーマーたち、
ベトナム伝統楽器のミュージシャンたち、
それを支えるスタッフたち、
が、それぞれ熱心に、誇りを持ちつつ楽しみながら、
「ベトナムの新しいパフォーマンスを生み出すんだ、届けるんだ」
という意気込みを持って日々の公演を行っています。
© A O SHOW SAIGON
舞台はモノトーンの照明。
シンプルな布の衣装をまとったパフォーマーたちが
竹やカゴなどベトナムの伝統素材を使いながら、
ダンスやアクロバティックな技を次々と演じていきます。
切れのある大胆な動きと
ベトナム伝統楽器ながらも現代的な旋律のする生演奏の掛け合いが
またまた見事で、わん吉もこの公演をを初めて見たときは
「ベトナムにもこんな舞台が生まれたんだ」と、
とても感動したのを思い出します。
2012年にトゥアン・レーさんが結成し、演出を手掛けたグループは、
数か月にわたって練習とオーディションを繰り返しながら、
出演者と演目の内容の質を高めてきました。
その評判が次第に広がって、
とうとう市民劇場での公演が実現するに至り、
今では、定期的に公演するまでに成長しています。
この公演を見たベトナム人の若い人たちからは、
「自分たちの国でこんなにモダンで素晴らしいパフォーマンスがあると知り、感動しました」
といった感想が寄せられているそうです。
また、自分もその一員として一緒に歴史を作っていきたい
とスタッフになった人たちもいます。
広報担当のキミーさんもそんな一人。
「新しいベトナムのパフォーマンスを、ベトナムを訪れた多くの人たちに楽しんでいただきたいです。
会場では笑顔でお迎えし、開演前はロビーでお茶のサービスもしています。
会場がきれいなことも大切なので、ゴミも拾っているんです」
と流暢な英語で話してくれましたよ。
ベトナムの新しいセンスを感じさせるパフォーマンスの舞台。
ホーチミンを訪れたとき、ちょっとのぞいてみてはいかがでしょうか♪
A O SHOW SAIGON