シンチャオ!サイゴンノオトのぴょんこです。
意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
ホーチミンには、本屋さんがたくさんあります。
例えば、街の中心部のオペラハウスから歩いて10分足らずの範囲に、ざっと数えて本屋さんが6軒。
なかなかの数ですよね!
ここ数年、本屋さんに並ぶ本の充実ぶりが見違えるようになってきました。
国内発行のベトナム語書籍も、海外から仕入れる英語書籍もぐんと増えてきているようです。
Nguyen Hue通りの大型チェーン店 「FAHASA」の棚には、
「BEST SELLER」のコーナーが出来ていました。
その中の6位には、『Nhật Bản có điều kỳ diệu』(日本の魔法)という、
ベトナムの若い人々に向けた、日本の「いま」を紹介する書籍がランクインしていました。
ベトナムから日本へ留学する人、留学を考えている人などに多く読まれているようです。
人気の『Thỏ Bảy Màu 』(なないろうさぎ)は、うさぎの人形を挟んでディスプレイ。
ベトナムの本屋さんは、本のディスプレイ(積み方)を見るのも
楽しみのひとつ。
平積みの本の上に、さらに積んだ本!
そして、こちらはコミックの棚。
そう、日本の漫画がベトナム語に訳されて、たくさ~ん
棚に並んでいます。
『ONEPIECE』と『クレヨンしんちゃん』
ほかにも『ドラえもん』、『名探偵コナン』、『ポケットモンスター』、
『進撃の巨人』… と、まだまだたくさんあります。
どの巻数も複数冊揃っていて、圧倒的な品揃えです。
最近は、日本の絵本の翻訳ものも増え、『ぐるんぱのようちえん』や『はじめてのおつかい』など
日本でロングセラーの絵本がたくさん並んでいました。
写真はぴょんこが購入した絵本です。
『ぞうのババール』と『はははのはなし』。
ベトナムで自国の子どもたちのために作られた絵本の中では、
「Tập Tục Quê Em」(私のくにの風習)シリーズが、とても興味深いです。
お店でよく祀られている財神・土神、結婚式、命日のお供え、船祭りなどについて、
ベトナムならではの風習風俗が楽しいイラストと文章で描かれています。
「ベトナムにはこんな風習があるのよ」と、日本の友人たちにも
この絵本を見せながら紹介したいと思っています。
ところで、本屋さんで本を買うと、
たいていこのようにビニル袋に入れて、口を縛り、
レシートをホチキスでとめてくれるのです。
万引き防止のためと聞いていますが、ちょっと面白いですね。