シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉@バンコクです。
先日、「サトー・クン」に出会いました♪ 感激♪
その「サトー・クン」はとてもおいしいのです。
ご推察のとおり、「サトー・クン」とはこの写真の料理、タイ料理の名前です。
「サトー」はタイ語で緑の豆のこと、「クン」はエビのこと(トムヤンクンの「クン」!)。
緑の豆とエビを炒めたスパイシーなこの一品は、タイ南部で雨季に食べる名物料理だそうです。
じつはこの緑の豆はクセモノ、いえ、クサイモノ。
見た目は特に気にならないのですが、口の中に入れると驚くようなニオイが広がります。
わん吉は栗が発酵したような印象を受けましたが、硫黄のような、アンモニアのような、という評判もあります。
まぁ、どんな人にとっても、ちょっと臭いのが印象的な豆なのです。
日本語では「ネジレフサマメ」と言いまして、こんな房に収まっています。
英語では「Stink Bean(臭い豆)」という別名もあるそうで、まさにそのとおり!
不思議なことに、人は臭いのあるものに惹かれてしまうようで、この臭さを旨みとして感じるようになると、「うーん、食べたい!」と恋しくなってしまうのですね。
そして臭いの評判とは裏腹に、このネジレフサマメはタンパク質やカルシウムを豊富に含んだ優秀な食材で、血糖値を下げる効果もあるそうです。
さて、先日訪れた下町の卸市場で、ネジレフサマメを見つけました。
もうすぐ雨季も終わりなので、ネジレフサマメの出荷もいよいよ最終段階かなぁ。
むいた豆がビニール袋いっぱいに。でも全然臭くありませんよ♪
わん吉、この緑の豆にはずっと昔、インドネシアで出会いました。
インドネシア語では「ペテ」という名前。「サンバル・ペテ(ペテのインドネシア風チリ炒め)」を食べたときに、その風味に驚きました。でも、おいしかったんです!
以来なかなか口にできなかったのですが、このたびタイで「サトー」と呼ばれるネジレフサマメに再会できました。うれしい♪
そしてただいま、この「サトー」を使った名物料理の「サトー・クン」に夢中、というわけなのです♪