シンチャオ! サイゴンノオトのメーやんです。
先日訪れたハノイではたくさんのホーチミンとの違いに触れ、とっても興味深く街歩きができました。今回はホーチミン在住者が感じる両都市の違いをご紹介できたらと思います。
まずは気候。ご存知かもしれませんが、ホーチミンは雨季と乾季があるものの、年中夏で気温もあまり変化がありません。「今日は肌寒い!」と思って温度計を見たら、27度だった…というくらい(笑)。ハノイはというと日本と同様四季があります。ハノイを訪れたのは12月31日。思っていたほど寒くはなくて17度くらいでした。ダウンジャケットを身にまとうベトナムの人の横を、タンクトップ一枚で観光する欧米人の姿があったりと、気温の感じ方はそれぞれなんだと面白かったです。
ベトナム語を習っていると北と南では同じものでも呼び方が違うんですよ、というものがよくあります。
一番最初に気付いたのが「道」という単語。ホーチミンではduongなのですが、ハノイではphoなのですね!
また、『サイゴンノオト』8号ではホーチミンの路地(←HEM・ヘムと言います)を特集しました。その名も「HEMを歩けば」です。大通りからちょっと入った路地を散策をすれば、そこに住む人々のリアルな生活を肌で感じることができます。観光ルートにはない、ちょっとディープな魅力を知りたければミステリアスな小道、HEMへGO!なのです。そんな、HEMですが、北部ではNGOと呼ぶらしい。全然違う単語でびっくりですが、ありました、ありました!本当にNGOなんですね。(ちなみにベトナム中部ではKIETと呼ぶそうです。)
ハノイの路地・NGOはホーチミン以上にミステリアスな雰囲気がいっぱい!しかも旧市街地を歩けば、店・店・NGO、店・店・NGOくらいの頻度でこんなワクワクするような入り口を見つけることができました。時間があれば、ぐんぐん入ってみたいものですが、、、ちょっと勇気がいりますね。
そして、最後に人々の様子。ホーチミンの人は人懐っこい笑顔が魅力ですが、ハノイの方々はもっとクールなイメージを受けました。キリッとした感じ。そのせいかおおらかでのんびりな印象を受けるホーチミンに比べて、人々の動きもキビキビと見えました。女性のお化粧もちょっと違って、少しハノイのほうが、濃いめ。そして眉が太めだなー、なんて道行く女性を観察してきました。
初めてのハノイ。たった一泊しかできませんでしたが、ずいぶん楽しめました。住み馴れたホーチミンでベトナムをよく知った気になっていましたが、全然!まだまだ知らないベトナムがいっぱいです。