シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉@台北です。
ベトナムも鍋天国ですが、台湾もまた鍋天国。
通りを歩けば鍋屋さんが連なっています。
街中は食堂風の鍋屋さんあり、ビュッフェ鍋屋さんあり、火鍋あり、羊肉鍋ありといろいろで、台湾初心者のわん吉にはまだまだ奥深い世界に見えます。
そんな中、まずは養生鍋にチャレンジしてみました。
なんとなく、「養生」という響きに惹かれまして🌟
その「養生」とは、おおよそ検討のつくとおり、「健康」の意味。
「養生鍋」はきっと、体にいい素材がいっぱい入った「健康鍋」なんだろうなぁ、といざ養生鍋のお店へ!
お店に入ると、まず「どのスープ?」と聞かれます。
今回訪れた養生鍋屋さんには、オリジナルスープ、辛いスープ、野菜スープの3種類があり、わん吉はオリジナルと辛いスープの2種類を選びました。
わ〜い! パーテーション付き鍋が運ばれてきましたよ。
左が辛いスープ、右がオリジナルスープ。
店に入った時、いえ、入る前からもあたりに漢方の匂いが漂っていましたが、鍋からも薬膳の香りがプンプン!
なつめ、クコの実、にんにく、生姜、ネギ・・・あたりまではわかりますが、あとは未知の漢方。
見えないけれど、クミンの香りが印象的なんです。
具を待っている間に、お茶とお漬物のサービス。
お漬物は甘酢が効いています。
この段階で食べると「甘い!」ですが、鍋が進んでいくうちに、絶妙な味のハーモニーを醸し出してくる一品でした。
ビールももちろん♡
台湾ビールのコップは小さくてかわいいのです。
具がきましたよ。豚肉、牛肉、きのこにキャベツ。
鍋のスープはすでにグツグツです!
さぁ、いよいよ養生鍋のはじまり、はじまり〜!
グツグツのスープに具を入れて、あとはもう食べるだけ。そしてスープもちょいちょい飲みますよ。
オリジナルスープはあっさりに見えますが、かなり出汁は効いています。
でも、しつこくなくて、お腹の中にすーっと吸い込まれていく感じ。
そして辛いスープは、オリジナルスープに辛味を加えたもののようです。
こちらもストレートな激辛ではなくて、じわじわと辛さを感じるような、「辛風味」という印象です。
種類の違うスープなので、二つのお椀にそれぞれのスープから具を取り分けるのかなぁと思いきや、台湾方式ではお椀は一つ!
お椀にオリジナルスープの具を入れ、食べ終わると、辛いスープの具を入れ、食べ終わるとまたオリジナルスープの具・・・と進んでいきます。
次第にどっちのスープから取ったものかあいまいになり、わからなくなり、でも味は程よくミックスされて、美味しさが増し、気持ちはどんどん満足。
台湾式の鍋の楽しみ方はおおらかで、美味しい!
注文していたお店の名物の蒙古式ペストリーがやってきました。作りたて、熱々です。
「熱々をほおばってね」とお店のおばちゃんに勧められていただくと、ほかほかで美味しい。
もう一つはほぐしながらいただいてみました。
こんな感じで、麺みたいにほぐれるんです。でも、麺ではなくてペストリー!
それをオリジナルと辛いスープが混ざったお椀の中に浸していただいてみると、これが、さらに美味しい!
具をいただいて、スープもちょくちょくいただいて、気づけばお腹ははち切れそうです。
それでも消化をかねてぶらぶら歩きで家に着く頃にはお腹も落ち着いて、「あぁ、養生鍋おいしかったね」「また行きたいね」とじわじわ感動がこみ上げてきます。
今回行ったお店は、台北でも有名なお店。
台北にきたらぜひぜひ〜🌟
🏠天味回香
台北市中山區南京東路一段16號2樓
02-25117275
http://www.tansian.com.tw/