シンチャオ!サイゴンノオトのわん吉@台北です。
台北は旧暦の端午節も過ぎ、本格的な夏となりました。35度を超える日が続き、暑〜い毎日を迎えています。
台北の布市場・永樂市場へ向かったある日、なんだか混み合っている小さな食堂を見かけました。
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「何の店かなぁ〜?」とのぞいてみると、「杏仁茶」の看板!
「おっと、杏仁豆腐もあるみたい。いっちょ食べてみますか!」
ローカル感満載の小さな店だったので、恐る恐るおじゃまします。
「杏仁」の発音が分からなかったので、恐縮ながら店先の杏仁豆腐と杏仁茶の文字を指差し注文。 無事わかってもらえたようで、「冷たいのか?あったかいのか?」と聞かれたので、「冷たいので!」と。
席につくとまもなく運ばれてきました。
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「うわぁ、おいしそう〜!」
杏仁豆腐は甘さ控えめで、弾力ゆるめ。ひんやりした食感が暑い日にはたまらない。
そして杏仁茶。甘くない薄いカルピスのような感触に加えて、杏仁の香りが口の中に広がって、スーッと喉ごしよく。暑さが一気に和らぎます。
「こんな魅力的なドリンクがあったのか・・・」
「杏仁」と聞くと即座に「豆腐」と言いたくなるけれど、「茶」というジャンルがあったことに驚き、感動しながらおいしくいただいて、ごちそうさま。
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永昌傅統杏仁店 台北市大同區永昌街9號
別の日、カフェで「杏仁茶と千金餅」というメニューを見つけ、杏仁茶に魅了されているわん吉はさっそく注文してみました。店内はクーラーがよく効いていたので、今回は温かい杏仁茶をリクエスト。
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温かいとより香り高く感じ、これまた身体にしみ込みます。杏仁茶は喉の調子も整えてくれる飲み物でもあるそうです。
さて、杏仁茶と千金餅というパイのような台湾の昔ながらのお菓子。この2つをどうブレンドしていただくのでしょう?
店員さんが教えてくれました。「パイを手でちぎって杏仁茶に浸して食べてみてくださいね。台湾の子どもたちはみんな大好きなんですよ」と。
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これもまた新たな発見。なんとやさしいスイーツなんでしょう。台湾では揚げパンもよく杏仁茶に浸して食べるのだとか。
杏仁茶の世界が開けて、この夏はあちこちで杏仁茶を楽しんでみようと思っているわん吉です♡