シンチャオ!サイゴンノオト@台北のわん吉です。
おいしいものもおいしいお店もたくさんある台北。そしておいしいだけでなく、インテリアやデザインもかっこいいなぁと感じ入るお店もたくさんあるんです。
特に、空間をうまく使っているなぁと思うお店に出会うと「わぉ♡」と感心してしまうわん吉。みなさんにもちょっとご紹介させてください♪
ミステリアスなバタークッキー屋さん
富錦街という住宅地の中にあるミステリアスなお店は、密やかな扉を開けるとアンティーク調のレセプション机があるだけ。受付嬢の言われるがままに奥に進むと廊下があり、幾つもあるドアの一つを開けて、ようやく明るい店内へつながる階段が現れるという仕掛け。まるでマジックハウスです。
ここは「but we love butter」。フランスのエシレバターを使ったバタークッキーが行列を呼ぶほどの人気となっているお菓子屋さんです。
明るい店内はスケルトンの広い空間。窓の向こうに見える街路樹の緑が、鮮やかに目に入ります。窓の上には猫が逆さに歩いているオブジェも。ミステリアスと摩訶不思議な体験が実におもしろいなぁと思うのです。
店内にイートインはありませんが、いつもサービスしてくれる試食が楽しみ。「本日のバタークッキー」に台湾茶を合わせて、宇宙的なシルバープレートに載せて出してくれます。
ハイスツールに座ったり、ソファーに座ってみたり、ユニークな店内とおいしいクッキーを楽しみながら、「今日はどのバタークッキーを買おうかなぁ」と思案するひととき。
最後に、アーティスティックな包装紙に包まれたバタークッキーを買って、謎めいた出口から出ていく。味覚だけでなく、五感も刺激される遊び心いっぱいのお店です。
美術館の向かいにあるライフスタイルカフェ
台北市立美術館の向かいに出現したガラス張りのCAFE ACMEは、衣食住やアートのある生活を提案するライフスタイルショップが運営しているカフェ&ブランチレストラン。
アイスブルーと白の色合わせがとても穏やかな印象。「人は誰もがアーティスト」というコンセプトで、アートや文化を感じながらコーヒーやブランチを楽しむ空間になっています。
スケルトンな空間はかっこよく、いつもおしゃれな若者たちでいっぱい。フレンチペストリーも人気です。
美術館を臨む屋外スペースは、天気の良い日にぴったり。気持ちよくブランチを満喫。
サーモンのオープンサンドも、トマトとモッツアレラのサンドも抜群においしかったのでした。
老舗茶屋の新業態ラボ
迪化街エリアにある台湾茶カフェ空間「Wangtea Lab」。伝統的な台湾茶を新感覚の技法で提供している新しいスタイルのお茶屋さんです。
台湾烏龍茶と窒素ソーダを合わせた驚きのドリンク。お茶のシャンパンのような喉越しでした。暑い日にいただいた一杯は実に心地よかったです。
1階部分を埋め尽くす巨大なカウンターは、お茶を入れたり、ドリンクを作る専用スペース。新感覚のお茶が生まれる、まさにラボという感じ。宇宙船ぽくてすでにかっこいいです。
2階に上がるとスケルトンの天井が現れる喫茶スペース。昔の建物をリノベーションして生まれ変わったこの空間も、古さと新しさが上手にミックスされて居心地の良さを演出しています。
ある日の午前中、他にお客さんのいないこの場所で、本を一冊のびのびと読んで過ごしました。最近のわん吉お気に入りスペースです。
さて、スケルトンの空間がかっこいいお店たち、楽しんでいただけましたか。今回ご紹介したお店、いずれもウェブサイトのデザインもかっこいいのでぜひご覧になってみてくださいね。