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シンガポールのラッフルズホテルをゆるりと散策

release : category : サイゴンノオト

シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉です。

このたびシンガポールに引っ越してまいりました。台北から場所を改め、これからはシンガポールのお話をアップしていきたいと思います。

引き続き、よろしくお願いいたします😊

 

 

シンガポールの華麗なるコロニアルホテル、ラッフルズホテル

 

さて、シンガポールにやって来て一息ついた先日、1887年創業の老舗・ラッフルズホテルに行って来ました。ひさびさの訪問、10年ぶりくらいかもしれません。

約2年間の大改装を終え、2019年にリニューアルオープンしたというラッフルズ。変わらない美しさで、気品ある空気が漂います。

 

 

文豪のサマセット・モームや俳優のチャップリンなども滞在したラッフルズのスイートルーム。115室あるスイートルームは、今では一泊およそ1200シンガポールドル(約12万円)以上(※宿泊日によって料金が異なります)。ピークには2000シンガポールドルを超えるため、残念ながら宿泊は少々難しいですが、一般公開されているエリアは自由に出入りできるので、気分よく散策してみます。

 

シンガポールは赤道直下の熱帯で、日中は暑くモワッとした多湿な気候ですが、ラッフルズにいると不思議と涼やかな気持ちになります。ラッフルズアーケードと呼ばれるショップエリアの回廊を、制服姿のホテルスタッフがさっそうと歩くのに見とれたりして。

 

中庭にある「Raffles Courtyard」というオープンエアのバー&ラウンジ。美しい装飾をほどこした陽よけの屋根にいつも見とれてしまいます。ラッフルズホテルの中でもカジュアルな雰囲気の場所。おすすめは一部のドリンク類が12シンガポールドルで楽しめる17~19時のハッピーアワーです。

 

 

シンガポールスリングが生まれたロングバーは長蛇の列

 

シンガポールスリングというカクテルはご存知でしょうか。有名なそのカクテルはラッフルズホテルの「ロングバー」で生まれました。

 

1915年にラッフルズホテルのバーテンダー、嚴崇文(Ngiam Tong Boon)によって考案されたシンガポールスリング。パイナップルジュース、ライムジュース、ベネディクティンというリキュールを配合したジンベースのカクテルです。

 

当時、女性は人前でアルコールを飲むのは良くないこととされ、彼女たちが手にするのはお茶やジュースでした。そこでバーテンダーのNgiamは、フレッシュジュースに見えるよう、透明なジンとリキュールを調合したカクテルを生み出したのです。ザクロとチェリーのリキュールを使ったことでピンク色になり、見た目も美しいカクテルは女性たちの間で大ヒットしたのだそうです。

ラッフルズホテルウェブサイトより shttps://www.raffles.com/singapore/dining/long-bar/

 

ちょっとのぞいてみようとロングバーのある2階に行ったところ、長蛇の列。欧米人観光客の皆さんがシンガポールスリングを求めて並んでいました。

 

振り向けば、ラッフルズホテルの2階からの眺め。

 

 

ラッフルズアーケードにある高級コーヒーショップ「Singapore Coffee」

 

アーケードに並ぶお店のひとつ「Singapore Coffee」。選りすぐりのアラビカコーヒーが楽しめる高級コーヒーショップです。

 

テーブル席は満席でカウンターへ。きらめくようなカウンターエリアですが、スタッフの皆さんは意外とカジュアル。気さくにオーダーを受けてくれました。

 

コーヒーが有名なのに、腹ペコのわん吉が注文したのは「ホッケンミー(福建麺)」。短く切った米麺や卵麺のエビ焼きそばです。ラッフルズのホッケンミーは26シンガポールドル(約2600円)とかなりのお値段ですが、さすがに上品なおいしさ。こんなに高級な麺は今度はいつ食べれるかなぁと思いながら、思いきり堪能しました。

 

カフェ入口の一角にあるギフトコーナー。「Jewel of Asia」という限定品の特選アラビカコーヒーがお店のイチオシです。

 

ほかにも、せっかくなのでラッフルズホテルのきれいなトイレを使わせていただいたり、中庭を散策したり、階段を登ったり降りたり、気づくと2時間ほど過ぎていました。

今度はゆっくり行列に並んで、ロングバーに行ってみよう。また訪れることを誓ったラッフルズホテルでのひとときでした♡