ダラットには、ベトナム最後の皇帝、バオダイが過ごした夏の別荘があります。フエの都の夏はとても暑いので、ダラットでの避暑を楽しみにされていたことと思います。とてもステキな別荘でした。
〜 Bao Dai’s Summer Palace (バオダイ パレス3)〜 ベトナムの避暑地、ダラットはラムビエン高原に建てられたバオダイ皇帝の別荘。庭が広くて緑と花がいきいきとしていて、きれいでした。建物の右側に丸い窓付きのバルコニーがあるのですが、ここからバオダイ皇帝夫妻は月を眺めていたそうです。ロマンティックですね。
庭園に咲いていたダラットのあじさいの花。日本でもなじみのある花にうれしくなりました。
入り口にある待合室です。オレンジのソファーにグランドピアノ。暖炉の上にある大きな写真は、バオダイ皇帝です。
待合室の隣にある応接室です。アイボリーのアイアンの格子がユニークでかわいいです。ワインレッドのソファーに、テーブルの黄色いバラの花が温かく迎えてくれます。
キャビネットはシンプルで調度品もシックなもので揃えられています。
白い蓮花がモチーフの花瓶。落ち着いた色合いが部屋の雰囲気にぴったりです。
こちらは、白と黒のタイルがモダンな調理室。
配膳室の隣にあるシンク。窓から柔らかな光が差し込んでいます。
オーブンです。どのような料理やスイーツを焼いていたのでしょうか。
シンクが3つもありました。奥には食材棚があって、さすが皇帝の台所です。
アイボリーに塗られた木製のドア。モダンな中にも温かみがあります。
手前から配膳室、オーブン、シンク、調理室とつづいています。
電話交換機です。交換士がボタンを押して部屋につなげます。古ぼけた質感とはがれかけたシールが時の流れを感じさせます。
メインの応接室です。フランス式の庭園に面していて、大きなダイニングテーブルと20脚ほどの椅子があります。
小さな部屋もシンプルで居心地が良さそうでした。1階は応接室に会議室など、主に仕事をする部屋でした。2階に上がるとバオダイファミリーのプライベートルームへとつづきます。
バオ・ダイ
http://ja.wikipedia.org/wiki/バオ・ダイ
バオダイ宮殿 (バオダイ パレス3)
http://vietnam.vnanet.vn/vnp/ja-jp/13/39243/ベトナム発見/バオダイ宮殿.html