ベトナム料理に欠かせないピーナッツ。香ばしく炒ったクラッシュピーナッツは料理やチェーのトッピングに、ペーストにしてコクのあるつけダレや、ピーナッツのおこわやスープの具にすることもあります。
ピーナッツのお菓子「Kẹo đậu phộng(ケオ・ダウ フォン)」のつくり方を教わりました。直訳するとピーナッツの飴です。フエで教わったのはライスペーパーせんべいの上にピーナッツがぎっしり敷きつめられたものです。
<材料>
うす皮付きのピーナッツ・・・450g
ピーナッツを炒るための粗塩・・・250g
【A】飴の材料
グラニュー糖・・・350g
水・・・カップ1/2
レモン汁・・・大さじ1/2
生姜・・・親指大2つ
飴ができたかチェックする水・・・茶碗に1杯
白ごま・・・50g
白ごまを炒るときの水・・・カップ1/3
ライスペーパーせんべい・・・1枚(直径30cm、無ければオーブンシート使用 ※)
<つくり方>
1.鍋に粗塩を入れ熱したところに、うす皮付きのピーナッツを入れて中火で炒ります。
香ばしいいい香りがしてきて、ピーナッツの粒の大きさが加熱により、小さくなってきたら火を止めて、うす皮を取り除いておきます。
2.フライパンに水を入れて沸騰したら、白ごまを入れて炒めます。
白ごまに沸騰した湯を一度含ませてから、中火で丁寧に炒ると、ふくよかで香ばしい香りがしてきます。
【A】飴をつくります。
鍋に水とグラニュー糖を入れて火をつけて混ぜながら、ふつふつとしてきてブクブクと泡がでてきたら弱火にします。
ポイント:飴ができたかチェックします。
箸で鍋の飴をからめとり茶碗の水に垂らします。指先を茶碗の底に入れて、飴がしっかり固まっていたらできあがりです。
仕上げに、レモン汁と棒で叩いた生姜を加えて、ピーナッツをからめます。
3.炙ったライスペーパーせんべいに、【A】を乗せてスプーンなどで平らにします。
4.白ごまを表面にふり、ピーナッツの飴が冷めないうちに切り分けて、ビニール袋に入れます。
※ライスペーパーせんべいが無い場合には、オーブンシートの上にピーナッツの飴を広げて白ごまをふり切り分けます。
炭火で炙ったライスペーパーせんべいにピーナッツの飴を乗せているところです。固まる前に切り分けてビニール袋に入れると、ピーナッツの飴がヌガーのように柔らかく保てます。
ピーナッツの甘いコクと白ゴマの香り、ライスペーパーせんべいがぱりっとサクサクしておいしいです。フエでは肌寒い日につくって、温かいお茶とゆっくり味わいます。