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VOL.138 キューバ散歩 -朝-

release : category : ベトナム〜おいしい散歩〜

アメリカとの外交関係を再開し、フィデル・カストロを失った大きな節目に訪れたキューバ。
これからキューバはどのように変化してゆくのか、今のキューバを見ておきたいと思い街を歩き、写真を撮りました。

※ベトナムと同じ社会主義国でベトナムと長年の友好関係にあるキューバ。フィデル・カストロを偲び(VOL.136 VOL.137)から続いています。

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ベランダの洗濯物。太陽の光が気持ちよい朝。

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光と影のコントラスト。クラッシックカーのエンジン音が軽快にアスファルトに響きます。

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出勤風景です。キューバの首都ハバナの街はとても静かです。人も車も急がないのは経済的な競争がないからかもしれません。

キューバは社会保障により食糧や生活物資の配給があり、医療や教育は無料で受けられます。平等で貧困や差別がない国とも言われています。

キューバにはベトナムのような市場のにぎわいや街の喧騒がないことに一時おどろきましたが、夜も更けるころにはダウンタウンの小さなカフェからラテン音楽を自ら奏で、陽気に楽しむキューバの人たちを知ることができました。

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静かな路地に引き込まれるように歩いて行きました。

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鉄板に描かれた壁画アート。
輝く太陽と青い空に白い波。手をとりあうキューバの人々の生命感あふれるシルエット。
鉄板が雨風にさらされ、鉄が赤くさびていくのも作品の一部になっています。

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玄関の入り口に椰子の葉を飾っている民家をよく見かけました。
伝統的なものかもしれませんが、土壁と椰子の葉がナチュラルでいいなと思いました。

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子どもの絵。
見れば見るほど自由で繊細で、楽しくなります。

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ティアラを頭にのせた王女さま。すごくかわいいです。

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小さな公園で見かけたブーゲンビリアとグリーンガーデン。
子どもや子猫がくぐれるほどの小さなアーチがきれいでした。

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こちらは学校の教室。
ちょうど休み時間に子どもたちが遊んでいるところでした。
奥の赤いポスターは、チェ・ゲバラの写真です。

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中庭にはフィデル・カストロの絵がありました。
カラフルなコラージュですばらしいポップアートです。

後ろの絵はホセ・マルティ(革命の師・近代文学)です。

 

ベトナムの新聞より 旧暦の大晦日にも英文で紹介されていました。
「フィデル・カストロの最後の会議はベトナムのリーダー」
Fidel Castro’s final meeting with a Vietnamese leader 
TUOI TRE NEWS 01/27/2017

 

フォトグラファー 青木由希子