街路樹の木かげで、ひと休み。
プラスチック製の小さな椅子がテーブルです。
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路上カフェで、Sữa chua uống (スゥア・チュア・ウォン) ヨーグルトドリンクをオーダーしました。冷たいお茶はサービスでついてきます。
Sữa=ミルク chua=酸っぱい uống=飲む という意味があります。ヨーグルトをつくるときにコンデンスミルクをつかうので、牛乳を煮詰めたコクと砂糖の甘みに、さわやかな酸味があります。
ベトナムのヨーグルトドリンクは、Trái cây(チャイ・カイ)フルーツ入りのカラフルなものや、カカオやコーヒー入りのめずらしいものもあります。ヨーグルトの酸味がうまく味をまとめているような気がします。
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友だちは、Café den da(カフェ・デン・ダー)をオーダーしました。深煎りのブラックコーヒーにグラニュー糖と氷がついてきます。これはフエ式(ベトナム中部式の)アイスコーヒーで、大きめのロックアイスを入れてゆっくり味わいます。アイスコーヒーのサイゴン式を選ぶと、氷はクラッシュアイスになります。スプーンでかきまわして冷たいコーヒーをすぐに飲むことができます。タバコは1本ずつ買うことができて、テイクアウトのバイン・ミーや天秤棒の果物売りから季節のフルーツを買って、ここで食べることもできます。
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街の喧騒を忘れて、のんびりと。路上カフェは、小さな椅子に腰掛けるところから蛙のようにもみえて「カエル・カフェ」と呼ぶこともあるそうです。