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VOL.163 Sông Quao クアオ川 バウチュック陶器村-1

release : 2020-1-31 category : ベトナム〜おいしい散歩〜

東南アジアに最古といわれるLàng gốm Bàu Trúc「バウチュック陶器村」を訪ねました。
ベトナム中南部沿岸地域のニントゥアン省にあるチャム民族の村です。

ベトナムには、かつてチャンパ王国(2世紀-19世紀)がありました。現在、チャム民族の多くはニントゥアン省やビントゥアン省に住み、昔からの暮らしの知恵を継承し伝統文化を守りつづけています。チャム民族の歴史は2,000年ほどで、バウチュック陶器村の伝統は1,000年近くつづいています。ただ今、ユネスコ無形文化遺産への登録に向けて準備がすすめられています。古代チャンパ王国のサンクチュアリ「Mỹ Sơn」(ミーソン遺跡)は、ベトナム中部クアンナム省にありますが、世界文化遺産として1999年に登録されています。

はじめてバウチュック陶器村に訪れたときに「どうして、この村で陶器がつくられているのですか?」と質問をしたところ、「川があるから」と教わったことがありました。

その川の名前は、「クアオ川(Sông Quao)」といいます。陶器をつくるためには、クアオ川の白い砂と村の田んぼを掘りおこした下の方の土をつかいます。手でこねていくとなめらかな粘土になります。

Sông Quao クアオ川 とても静かな川です。

クアオ川は、シルクのような光沢がありました。きめ細やかな白い砂は鉱物を含んでいます。

村の田んぼです。稲刈りが終わって田んぼを焼いたあとに、土を掘り出します。

いつも快く案内をしてくれるTiênさんとお嬢さん。
積み上げられた藁(わら)は、野焼きするときに使います。バウチュック陶器村の中で、土も砂も藁も材料がすべて揃います。この場所でずっと陶器づくりがつづけられているのは、すばらしいことと思います。

 
 
フォトグラファー 青木由希子