毎朝、Tuệ(トゥエ)ちゃんは、
お母さんがつくったBánh canh (バン・カン)とフランスパンを
おばあさんの家に届けます。
おばあさんがゆっくりゆっくりお家から出てくるまで
待っている後ろ姿が、とてもかわいらしくて。
やさしい太陽の光が、Tuệ(トゥエ)ちゃんの頬を照らしています。
ふと、日々の暮らしの色彩が幾つもつながって今日があるのだと思いました。
チャムの村で出会ったTuệ(トゥエ)ちゃんは7歳。お母さんはBánh canh (バン・カン)屋をしています。(VOL.90)
チャンパ王国は、2世紀から19世紀まで続きました。海の民といわれるチャム族は、琉球民族との交流もあったそうです。朱印船貿易ではチャム族の質の良い香木が求められました。ベトナムと日本の交流に尊い気持ちがふくらみます。
ポー・クロン・ガライ遺跡(14世紀、レンガ造りの建築物)のある丘からの眺めは、遥か昔の息吹を感じました。