Chợ Hội An(チョー・ホイアン)ホイアン市場のつづきです。
ホイアン市場の野菜売りの店先やちょっとしたスペースで、食べものを売っているのを見かけます。蒸かしたてのおいしそうなキャッサバ芋は、小腹が空いたときのおやつになります。ビニール袋にキャッサバ芋を入れて、砂糖・塩・白ごま・クラッシュピーナッツをふりかけて持ち帰ります。キャッサバ芋は素朴な甘みとほくほくした食感で、私はしぼりたての温かい豆乳と食べるのが好きなので、そのことを友だちに伝えたら、「キャッサバ芋は戦争の時にたくさん食べたから、もう食べたくないかなあ・・・」と、言いました。友だちが生まれた頃、ベトナムは戦争をしていました。食べるものにずっと苦労していました。
タニシ屋さんです。小さなタニシを殻からひとつずつとりだして、細葱と赤い唐辛子の小口切りと売っています。どのように食べるのか聞けなかったのですが、色彩と小皿と箸の置き方がいいなあと思って写真を撮りました。
以前、祖母とホイアンのテレビ番組を見ていて、小さなタニシを楊子でつつきながら食べる場面に、祖母も昔を思い出して、「タニシはおいしいよ、日本も同じように食べていたよ」と、話してくれたことがありました。
ちょっとびっくり、お蚕の幼虫だそうです。ホイアンは昔からシルクが盛んな町でしたが、やはり蚕の幼虫も食べるのですね。栄養豊富でおいしいそうです。漬物、煎り豆、鶏肉も売られています。
Xôi bắp(ソイ・バップ)トウモロコシのおこわと、Xôi đậu đen(ソイ・ダウ・デン)黒豆のおこわ。ベトナムのトウモロコシは日本のように甘くはないけれど、もっちりしておいしいです。持ち帰り用のビニール袋に、トウモロコシと黒豆のおこわを入れて、葱油をかけてから、グラニュー糖・白ごま・クラッシュピーナッツをふりかけます。甘みの中にほどよい塩気があるおこわは、白ごまとピーナッツの香ばしさとトウモロコシのもちもち感がくせになります。
ベトナムにはいろんな種類のおこわがあります。朝ごはんに食べることが多いのですが、鶏肉のおこわ、豚角煮のおこわ、皮なし緑豆やピーナッツのおこわ、紫芋のおこわ、ガックという実で赤く染められたお祝いのおこわもあります。市場や屋台で見かけたら食べてみてくださいね。
ゴイくん編集長の ベトナムかわらばん第2号「ベンタインマップ」ができました。
P4ベトナムレストラン各店舗にあります。