フエにあるタントアン瓦橋の市場にて。その1のつづきです。
市場でみかけたワンシーン。あひるの家族でしょうか?
日本に暮らしていると日常では気づけないこと、命をいただいていることを実感します。
元気のよい生きた雷魚が売られていて、ここでも扇風機のカバーが再利用されています。
淡水魚でしょうか?かすかに息をしていました。
大きな包丁でトン!といきおいよく魚のひれを切り、さばいていきます。
市場に停められていた自転車。
魚を入れる銀色のたらいにお盆、プラスチックのざるに、テープで編んだバッグはすり切れるほどに使い込まれています。
これはお茶の葉です。
お茶のいれ方は、生の葉をちぎり軽く手でもんでから、保温性のある鍋に入れ、熱湯を注いで抽出します。みずみずしい香りと甘味があり渋くなくて飲みやすいです。
お茶売り場に、ビンロウ売りのおばあさんがいました。ビンロウの実と石灰をキンマの葉で包んで、噛む嗜好品です。
タントアン瓦橋付近に住むおばあさんたちは、今もビンロウをたしなんでいるようです。
こちらはベトナム名物、Hột vịt lộn(ホッ・ヴィッ・ロン)。
「ホビロン」という孵化する前のあひるの卵を茹でたものです。
塩・こしょう・レモンに、香り高いRau răm (ラウ・ラム)という解毒作用のあるハーブと一緒に食べます。
見た目はインパクトがありますが、茶碗蒸しのような出汁がでていておいしいです。
忙しくて疲れているとき、元気をつけたいときに、大人から子どもまで気軽に食べています。