ベトナム中部高原の少数民族が多く住むザライ省にて、Ayun pa(アズンパ)市場にいきました。
まだ、空が暗いうちから、少数民族のお母さんたちは山を下りて庭の野菜を売りにきています。
市場周辺の通り沿いに採れたての野菜やくだもの、野草などを並べています。
右から、パパイヤの実・キャッサバ芋の葉・さつまいもの葉・左奥に青バナナがあります。キャッサバ芋の葉は、ジャライ民族の台所、アズンパ市場でご紹介しました。
キャッサバ芋の葉は、盆ざるに擦りおろし炒めてあえものにします。
ザライ省はキャッサバ芋(タピオカ芋)、さつまいもの名産地でもあります。さつまいもの葉やつるは、茹でて食べます。
背負いかごに青マンゴーが入っていました。朝露をまとってペールグリーンのさわやかないい香りです。
背負いかごは、編み模様でジャライ民族のものだとわかります。ジャライ民族Naお父さんの背負いかご、民族の模様入りのざるはどれも美しく手にとるとつかいやすさに感動します(☆)。
背負いかごの上にバナナの葉と青バナナをドンとのせて市場をさっそうと歩くお母さん。赤いヘルメットを被り、赤と黒のチェックonチェックの装いが素敵でした。
よく見るとかごからバナナが落ちないように植物の紐でおさえています。粗い編み模様の部分に結えてて、なるほどーと思いました。
静かに座ってマンゴーを丁寧に並べていました。左から、赤紫色のバナナのつぼみ・半熟のマンゴー・アマメシバのような葉野菜・熟したバナナ。口の広めの背負いかごで運んできていました。
以前、レストランでバナナのつぼみをお鍋でいただいたことがありました。輪切りにスライスすると細い麺のようになるので、食べやすく程よい歯応えでバナナのつぼみのフルーティーな香りが広がりました。スープの旨みを含んでおいしかったです。
背負いかごいっぱいのLá giang (ザンの葉)。つる性の植物で葉に酸味があります。
鶏のスープやお鍋につかうとLá giang のさわやかな酸味が効いた滋養たっぷりのスープに仕上がります。
調べてみたところ、さまざまな薬効がありそうでした。酸っぱいのでやはりビタミンCが豊富です(☆ :ベトナムのWebサイトより)。
道端に広げて売りはじめました。
ジャライ民族の背負かごの背にあたる部分は、フラットに編み上げています。編み目がとても美しいかごでした。
すぐに買い手が、みつかりました。
自転車の荷台にもLá giang(ザンの葉)。
バイクに荷台をつけて、背負いかごを入れて市場にきていました。野菜を収穫後、そのまま山を下りてきています。
太陽がのぼり明るくなる頃には、仕事を終えて、村に帰っていきます。背負いかごにいっぱいの山の恵みは、毎日、山から町へ届けられています。