ベトナム〜おいしい散歩〜

VOl.164 Làng gốm Bàu Trúc バウチュック陶器村-2

バウチュック陶器村の伝統の陶器づくりに、ユニークなところがあります。それは、土をこねてから成形する際に、轆轤(ろくろ)は使わずにつくり手が作業台のまわりをくるくるとまわるところです。詳しくは、こちらをご覧ください(Vol.96)。

バウチュック陶器村には、いくつもの工房があります。
クワオ川(Vol.163)の案内をしてくれたTiênさんの工房を訪ねました。

主に、村の女性たちが陶器をつくっています。
大きな植木鉢と、花瓶にデザインを入れています。

陶器の模様にはそれぞれ意味があり、自然にちなんだものがあるそうです。
素朴でゆるやかな美しい曲線は、温もりを感じるデザインです。

竹や木片、貝殻、ペンの先や瓶のフタのギザギザ、鉄製の歯車のパーツ、プラスチックのヘラなどを使いわけして、模様をつけたり、なめらかに形を整えたりします。

指先でへこませたところに、花瓶の持ち手をつけています。

太陽と風の力を借りて、数日かけて天日干しをします。ほんとうに自然のままのつくり方です。

Tiênさんのお嬢さんがクワオ川の砂をサラサラにかき混ぜています。

粒子の細かい白い砂です。

田んぼの下から掘り出された土です。クワオ川の砂と混ぜて粘土にします。
土にこぼれ落ちた籾(もみ)が自然に発芽していました。

庭の片隅には、野焼きするための藁(わら)がストックされています。すぐ側に、チャンパの木がありました。Hóa Chăm Pa(ホア・チャンパ)/ プルメリアの花は、ピンク色の花を咲かせていました。

 
 
フォトグラファー 青木由希子
 


VOL.163 Sông Quao クアオ川 バウチュック陶器村-1

東南アジアに最古といわれるLàng gốm Bàu Trúc「バウチュック陶器村」を訪ねました。
ベトナム中南部沿岸地域のニントゥアン省にあるチャム民族の村です。

ベトナムには、かつてチャンパ王国(2世紀-19世紀)がありました。現在、チャム民族の多くはニントゥアン省やビントゥアン省に住み、昔からの暮らしの知恵を継承し伝統文化を守りつづけています。チャム民族の歴史は2,000年ほどで、バウチュック陶器村の伝統は1,000年近くつづいています。ただ今、ユネスコ無形文化遺産への登録に向けて準備がすすめられています。古代チャンパ王国のサンクチュアリ「Mỹ Sơn」(ミーソン遺跡)は、ベトナム中部クアンナム省にありますが、世界文化遺産として1999年に登録されています。

はじめてバウチュック陶器村に訪れたときに「どうして、この村で陶器がつくられているのですか?」と質問をしたところ、「川があるから」と教わったことがありました。

その川の名前は、「クアオ川(Sông Quao)」といいます。陶器をつくるためには、クアオ川の白い砂と村の田んぼを掘りおこした下の方の土をつかいます。手でこねていくとなめらかな粘土になります。

Sông Quao クアオ川 とても静かな川です。

クアオ川は、シルクのような光沢がありました。きめ細やかな白い砂は鉱物を含んでいます。

村の田んぼです。稲刈りが終わって田んぼを焼いたあとに、土を掘り出します。

いつも快く案内をしてくれるTiênさんとお嬢さん。
積み上げられた藁(わら)は、野焼きするときに使います。バウチュック陶器村の中で、土も砂も藁も材料がすべて揃います。この場所でずっと陶器づくりがつづけられているのは、すばらしいことと思います。

 
 
フォトグラファー 青木由希子
 


Vol.162「 TRẺ EM THỜI CHIẾN / CHILDREN AT WAR 」

ハノイにあるホーチミン博物館のミュージアムショップで、子どもたちの生きいきとした表情に惹かれて写真集を購入しました。

タイトルは、「 TRẺ EM THỜI CHIẾN / CHILDREN AT WAR 」です。
プロパガンダアートのポストカードは、女性や子ども、食糧のことや、戦争をテーマにしたものを選びました。

  
この写真集は、2013年に68周年を迎えた8月革命(8月19日)とベトナムの建国記念日*(9月2日)の際に、キムドン出版社(Nhà xuất bản Kim Đồng)から出版されました。

当時の報道によると、ハノイとホーチミンで開催された写真展が成功をおさめ、写真集にまとめられました。出版後もベトナム各地で写真展が開催されています。戦時中の子どもたちの記録を通じて、歴史をふりかえります。

ベトナムが日本から独立* した1945年以降〜1975年までの、主にベトナム北部の子どもたちの写真がおさめられています。インドシナ戦争〜ベトナム戦争* 関連で何百万人もの人々の命が犠牲になりました。(ベトナムが日本から独立した建国記念日* ベトナム戦争* については、文末にURLを載せました)

100枚ほどの写真は、子どもたちが戦争の困難を抱えながらも生きいきと誇らしげな表情をみせています。学校に通いながら、トレンチ(通行するための深い溝)を掘り、シェルターに身を寄せて本を読み、爆弾の破片から身を守るために麦わら帽子を編みました。通学するときに竹製の担架と薬箱を持っていき、包帯の巻き方も習いました。写真をめくりながら、子どもが友だちを思いやる仕草がかわいらしくて、感動します。育ち盛りの子どもたちに食べものがなかったときやお母さんやお父さんに会えないときは、寂しかったことでしょう。

©Nhà xuất bản Kim Đồng

©Nhà xuất bản Kim Đồng

©Nhà xuất bản Kim Đồng

 
これらの写真が掲載される「 TRẺ EM THỜI CHIẾN / CHILDREN AT WAR 」は、
ベトナム通信社(VNA)、日本電波ニュース社(NDN)、Young Pioneers Newspapers、ベトナム戦争証跡博物館(War Remnants Museum)、多くの特派員や写真家から作品が集められたものです。

 
今年で74年を迎えたベトナムの建国記念日*(9月2日)について書かれています。
https://life.viet-jo.com/howto/basic/424(Viet Jo Lifeより)

 
ベトナム戦争* だけでも100万人以上のベトナムの人々が犠牲となり、そのおよそ半数が子どもだったといわれています。
https://chihiro.jp/forpeace/#ka-san-wa-orusu(いわさきちひろ 平和への願いより)

 
 
フォトグラファー 青木由希子
 


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