ベトナム〜おいしい散歩〜

VOL.159 Chúc mừng năm mới !

Chúc mừng năm mới! (チュック・ムン・ナム・モイ)
新年、明けましておめでとうございます!

 立春を迎えての旧正月。暦通りに寒さがやわらいできました。
フエは、旧正月のころまで寒さがつのる日もありますが、畦道を歩けば、足もとの淡い緑に小さな花が咲きはじめていました。

 お正月の一日にフエのお母さんのお墓参りについて行きました。友だちの兄弟・姉妹が集まってお線香をあげました。フエの人は墓や仏壇にお金をかける方なので、土に覆われただけのお墓におどろきましたが、お母さんが亡くなられたころ家に余裕がなかったことと、お母さんのつつましい生き方が消えないよう(立派な墓を後からつくることなく)そっと、心を寄せているようにも思いました。

※お正月の間は、ご先祖様を家に招いて過ごす習慣もあります。仏壇にごちそうが並びます。

 帰り道に、小さな民家の庭からもお墓がみえました。
カラフルな洗濯ものが干してあって、青々とした田んぼを通り抜けた涼しい風の中に、あたたかな土の匂いを感じました。

 このあたりは、雨季が過ぎた旧正月のころから田植えがはじまります。米づくりの農家は、忙しい時期を迎えます。

 村のあちらこちらで、にぎやかな人だかりが見られます。なんでしょう?

 これは、お正月にのみ許されているゲームです。
大人も子どもも楽しみます。遊び方は、イラストとサイコロの絵合わせのようです。

 新年のあいさつまわりのところを撮らせてもらいました。
若いお父さんとお母さん、真ん中に小さな子どもの家族。とても幸せそう。
子どもの帽子に付いているボンボンがあどけない表情と揺れて、かわいらしかったです。

 新しい一年が、健やかで幸せに過ごせますように。

 
 
 
フォトグラファー 青木由希子
 


VOL.158 村の祠(ほこら)にて…2

VOL.157)のつづきです。

 村の祠(ほこら)を見上げると、屋根に「瑞獣(ずいじゅう)」のモザイク装飾されたレリーフがありました。瑞獣は縁起をよぶ架空の動物ですが、白地のレリーフに緑や茶のガラス瓶や陶磁器のかけらがはめ込まれていました。

 これは、しあわせと繁栄のきざしを告げる霊鳥、「鳳凰(ほうおう)」です。 
陽の光が差し込んでくると、鳳凰は明るく輝きはじめて、今にも飛び立っていきそうです。

 天地を行き来し、天の神々に会いに昇ることのできる「龍(竜)」です。ベトナム建築の装飾に最も多くみられる瑞獣です。

 川辺の祭壇の屋根にも龍はいました。

 祭壇には、線香・花・びんろう・酒・茶に、緑豆のおこわ、果物(バナナ)、冥器(めいき)というお供え用の薄紙でつくられたアオザイに、米が置いてあります。

 軒下に描かれているザクロの実や鹿の風景の絵巻物、金色の彫り物でコウモリと思われる装飾をみていると、村の人々が広く深く自然を尊び、暮らしてきていることに気がつきます。

 祠の神様にささげた牛肉を部位ごとにさばいています。今年の豊作を祝うため、みなで食事をしたり、家族に持ち帰ったりします。

 Va(ヴァ)というフエの野菜に、茹でた牛肉、ヌックマム、クラッシュピーナッツの調味料、唐辛子味噌などを小皿に用意しています。

 ゴザを広げ、緑豆のおこわを並べて準備をしています。

 祠から川のほとりに降りて、包丁や箸などの調理道具を洗っています。水道水もありますが、昔ながらの川の水をつかう暮らしがありました。川面に波の輪が起きてはゆっくりと広がっていきます。

 木漏れ日が時折りゆれる、村の祠の広場にて。

 
 
 
フォトグラファー 青木由希子
 


VOL.157 村の祠(ほこら)にて…1

VOL.156)後半からのつづきです。
村の祠(ほこら)で、豊穣のよろこびに感謝する祭礼がはじまりました。

 祠の本殿と対になっている祭壇です。祠のある広場は、川の水が豊かに流れ、大きな木々に包まれています。正装した村人が、銅鑼(ドラ)と太鼓を交互に鳴らしています。

 「ゴーン・ゴーン」 銅鑼の音は、祠を包み込むように低く響き渡ります。

 「ドドン!」 太鼓の音は太くまっすぐに響きます。

 村の祠です。屋根には美しいモザイクが施されています。天に昇る龍、鳳凰(ホウオウ)に、かわいらしい動植物が、いろどりのある陶器や緑や茶などの瓶のかけらでつくられています。

 今年は、例年よりもたくさん良いお米を収穫することができたそうです。村の長が代表して、神様やご先祖様に報告をしています。

 祈祷されたお札を燃やしています。このあと燃えたまま屋根に乗せていました。

 祭壇に供えられていた紙製のアオザイや紙銭を燃やしています。お米やあられに見立てたお供えは、土地に撒きます。

 お酒をかけています。

 一反の田んぼの絵・紙製の衣装・紙銭(昔の紙幣やコインの版画)なども川に流します。これは冥器(めいき)/Hàng Mã(ハンマー)といわれるもので、薄い紙に木版や印刷で模様をつけています。燃やしたり、川に流したりすることで、神様やご先祖様に感謝や祈りを込めて送り届けます。

 
 
 
フォトグラファー 青木由希子
 


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